経営学において、

一時期的なブームを作るのは

簡単だと言われます。

 

人と同じことがしたい、

流れに遅れたくない、

という多くの人の行動を司る心理を

上手くコントロールすれば、

「秋刀魚は目黒に限る」

「土用の鰻」

のように産地とも旬とも関係の無い

ブームさえ作り出すことも出来ます。

 

そしてそんな時、多くの人がしたり顔で

「やはり土用には鰻です」

なんて根拠も論拠も不明の

知識を口にしたりします(笑)

 

 

この根拠と論拠の無いセリフが

ブームになるのは

政治においても同様です。

 

右派、左派関係なく、

政治運動家、

その活動家、賛同者たちの言葉が

一様に似ている事を

感じた事は無いでしょうか??

 

これはまさに経営学の

ブームの論理と同じです。

 

ある特定のワードを使う事で、

自分はこの分野を知っている、

主張の正当性を高める、

皆と同じ言葉での連帯感を感じる、

と考えます。

 

これは英国のEU離脱の両陣営、

フランスの黄色いベスト運動、

日本の基地問題での

主張などでも同じです。

 

 

分かりやすい例が

韓国の反日世論です。

 

20世紀中は

旭日旗に何の問題も示さなかったのに、

「戦犯旗」という

ワードを生み出して以降、

旭日旗に憎むことが

韓国への愛を示す形、

という歪な愛国心が生まれ、

彼らの主張は

事実かどうかには基づかず、

画一的に「戦犯旗」という

誰かが作ったワードに彩られます。

 

それは先般の

レーダー照射問題でも全て同様で、

1つ突破口となるワードを見付けると、

それを口にする事が

知識であると思い込んでいます。

 

 

ただ、

これは韓国特有の話では無く、

どの国のどの層の主張にも

通ずるものがあり、

政治的主張だけでは無く、

美味しいお店や食材への評価、

ワインを褒め称える時のワード、

特定の権利活動、環境問題などでも

似たようなワードが並ぶ傾向は

見て取れます。

 

事実よりも先に

耳心地の良い

ブームとなったワードに飛び付く、

この群集心理が最も怖いのですが、

一度そのワードを口にする事が

自分たちの主張の正当性!!

となってしまうと、その活動自体が

ブーム化してしまいます。

 

 

それを前提にした時、

逆に自分が

政治的メッセージにせよ

美味しいお店情報にせよ、

会社の不満にせよ、

ある事を主張する時、

それがどこかで

誰かから聞いたワードでは無く、

自分で考え思った主張なのか、

一度再考する冷静さが必要ですね。

 

 

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