ある日バーに行くと、

60代の社長と50代の部下2人という

組み合わせの

男性3人組が入ってきます。

 

永遠にコップの水を飲もうとする

水飲み鳥の玩具のように、

小刻みにエンドレスなお辞儀しつつ

社長が椅子に座るのを待ち、

 

「君たちは何にする??

私はラガヴーリンのロックにするよ」

 

となかなか酒好きを思わせる

オーダーをする社長の横で、

やはりエンドレスにお辞儀をしつつ

 

「私も同じモノを」

 

と2人で声を揃えます。

 

出ました!!

日本の伝統芸能「同じモノ」(笑)

 

 

絶対に部下の2人は

アイラモルトなんて

飲み慣れてないだろう・・・

と苦笑いでその光景を見ていました。

 

正露丸、とも称される

個性の強い香りと味を持つ

スコットランドはアイラ島の

スコッチの中でも、

強い個性を売りにするラガヴーリン、

なんでも「同じモノ」を

頼めば正解では無いのだよ、

酒を知らない年上のお子ちゃま達(笑)

 

 

そんなエンドレスお辞儀の

水飲み鳥2人組ですが、

バーテンダーがグラスを持ってくると、

一転して背もたれに反り返り

「うむ」

と相槌を打って

グラスがコースターに

置かれるのを見ます。

 

 

「よ~し、じゃぁ乾杯だ」

 

と社長が言うと、

背もたれから瞬時に背中が離れて

 

「はい、頂きます」

 

と再度のエンドレスお辞儀。

 

なんで小刻みに

何度も何度もお辞儀するんだろう??

と思っていると、

乾き物のナッツを

バーテンダーが持ってくると、

再びの背もたれに背を付け、

反り返りから「うむ」と相槌を打って

その様子を眺めます。

 

何、この玩具面白い(笑)

 

 

格好が悪く、

品も遊びも余裕も無い

水飲み鳥的エンドレスお辞儀と、

さらにその格好悪さを助長する

目下と判断した者に対する

一転しての踏ん反り返り、

この手の人間と関わりたくないので

社会人にならなかったとも言える、

典型的な小物と、

運悪く同じカウンターを共有する

バータイムになっちゃいました(苦笑)

 

 

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