世の中生きていると、
兎角ランキングを付けたがる
人達に出会います。
そしてそれが学生でも社会人でも
趣味グループでもリタイア組でも、
軋轢やいじめなど
負の感情の温床となります。
父親の社会的地位、年収、
休日の旅行先、お年玉の額など
子供は子供で
自然とランキングを付け始め、
成長すれば学歴、職種、年収、
パートナーの地位や美貌、
持っているブランド品や旅行先を競い、
その後も子供や孫の学歴や活躍、
貯金額などなど、
人の会話の中に
ランキングの多い事、多い事（笑）
その中で「勝ち組」「負け組」が
自然と分類されて行き、
小さなコミュニティにも
階層が生まれたりします。
ただ、
この勝ちか負けかって
視点1つだったりします。
「負け組」の人って、
優しくも相手の土俵の上、
相手得意のランキングの中に
組み込まれたことを
良しとしているだけなんですよね。
子供の頃、
バブルも始まりつつありましたし、
「夏休みはハワイに行った」
「オレはバリ」
なんて自慢する友人もいました。
ただ、まだまだ圧倒的に
国内組の方が多い時代、
「田舎でどんな遊びをしたか」で
こちらが盛り上がっていると、
海外旅行組の方が
そのネタに付いて行けず
しょんぼりするんですよね。
学生時代、
「オレの方が成績が良い」と
自慢する友人も居ましたが、
「でもお前モテないじゃん」と
返す刀で一刀両断すると
落ち込んでいました。
30代となり
起業し億を稼ぐ知人も出て来る中、
「オレはこんなに稼いでる」と
自慢する人も居ましたが、
「金は無いけど自由に生きて、
昼酒飲んで、
デートを楽しむ日々で良いや」
と言うと億を稼いでいる知人の方が
無い物ねだりをしてきます。
世の中を構成してしまう
数多くのランキングと、
それを使って階層化しようとする
人の群れですが、
勝ち負けのランキングは
あくまでもその「1視点」からのもの。
ランキングを他の視点から取れば
また違う結果が見えてきます。
誰かが得意のランキングに乗って、
そこの上位に食い込むべく
自分らしくない時間と労力をかけるのは
無駄な労力と金でしょう。
中には東大出て家柄も良く、
スポーツ万能の高身長な
爽やか青年で、数千万稼ぎ、
モテモテのヤツも居るでしょうけど、
酒が弱かったり、音痴だったり、
まぁ何かランキング下位に
沈む要素もあります（笑）
大切なのは
誰かと競う中で消耗する事では無く、
自分が自分らしく
心地良く過ごしているか否か。
スポーツでも試験でも、
ルールがある世界に入ったならば、
そのルールの中で上位進出、
勝利を目指す必要がありますが、
世の中の多くのランキングは
ルールなんて無い世界で
誰かが有利になるために
敢えて作り上げたランキングですから。
何億稼いでも、
好きな時間に美味しいものを
食べに行けないような日常は、
私にとっては不要ですし、
どんな有名ブランドも
実用性に乏しかったら要りませんし、
星を持っている店も雑誌で有名な店も、
自分の味覚と趣味に合わないなら
行く価値はありません。
自分の価値観ランキングの中で、
優先順位の高い
好きな事をしながら
楽しく過ごす事が出来れば
それが本当の勝者ですね♪
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