大学時代から銀座に通うようになり、

老舗のバーで

カクテルを覚えていくようになります。

 

その後、自身でも

バーテンダーとして振るようになり、

供する側でも供される側でも

銀座の夜の世界を

遊ぶようになります。

 

その中で実感したことは、

男性客の「ビール」「水割り」、

女性客の「ワイン」

「居酒屋メニューにあるカクテル」の

注文比率の多さ。

 

しかも、

銀座で大金を落とす層の男性客の

銘柄指定なしの「ビール」と

「ウィスキー水割り」の注文は、

バーテンダーとして働く意欲を削がれる

2大オーダーでした(苦笑)

 

バーの世界は、

多くの人が日々楽しんでいるよりも、

もう少し奥まで楽しさの余地があります。

 

酒の奥の細道は

奥州街道を経て

北陸道にまで続きますが、

銘柄指定なしの「ビール!!」だけでは

千住大橋で佇むだけで

日光街道を歩いてもいません(笑)

 

 

しかし、

無粋な客の一方で、

粋に遊べるか否かは

どんな世界でも情報量に左右されます。

 

情報が知識となり、

その知識を実践して

経験値に変えていき、

いずれ粋人の域に達していきますので、

そのスタート地点となるのが情報。

 

バーに足を運んでいる人の中に

「ビール」「ウィスキー」「ワイン」という

「酒類」は知っていても、

それぞれの「銘柄」なんて

興味も無い人も確かに居ます。

 

それはカクテルもまた同様です。

 

これをビジネス的に捉えると、

 

「どんな良い商品を作っても、

その情報を消費者の手元まで

アプローチさせなければ売れない」

 

というマーケティングの

基本の話に繋がっていきます。

 

 

バーのブランディングのお話を

何度か頂いたこともありますが、

やはりこの消費者が持つ

情報量の部分をどう扱うのか、

というお話を

させて頂くことが多いですね。

 

 

消費者が

情報不足状態であるということは、

逆を言えば大きなビジネスチャンスの

ダイヤの原石が

埋まったままになっている、

ということでもあります。

 

ビジネスの為にも、

大人の遊びが出来る人が集う

色気ある夜の街を作る為にも、

店側、客側共に

上手くお酒の情報、知識の共有が出来、

バータイムに

こだわりのオーダーが出来る

粋な大人の遊び人が

増えて欲しいなぁ~と思います。

 

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