LAの高校時代の私は、

ギャングスタ全盛の

90年代のウェストコーストらしく、

バギージーンズにダボダボTシャツで、

ヒップホップを大音量で流しながら

咥え煙草でマイカー通学。

 

夜な夜なLAを遊びまわり、

ストリートレースなどもしていましたので、

街で超速の赤いシビックを見たら私、

と赤い彗星の如く言われていました(笑)

 

 

大学以降となると、

特に山手線の内側に出掛ける時には、

黒シャツ、黒スーツにサングラス、

金のネックレスや指輪の

完全武装で出掛けています。

 

銀座が選ぶ男になる。

 

と大学時代から銀座で遊びまわり、

銀座の名門バーの扉を開け、

カウンターで飲みながら葉巻をふかし、

少しずつ銀座や夜の世界、

ジャズがマッチする遊び人に

なれてきたかと思います。

 

この恰好で

大学も大学院も通いましたので、

教授たちはざわめきます。

 

私を個人的に知らない人でも、

「あの黒スーツの人」

と言うだけで、生徒たちも教授たちも

「あぁ~!!」となったようです(笑)

 

 

夜の銀座が似合う黒スーツの強面。

 

 

それがJamesブランドとして

確立してきましたが、

そんな私のブランドを

脅かす危機が訪れます!!

 

 

某テレビ局から

出演のオファーを頂きます。

 

安全保障論や日本史など、

以前何度か

メディア出演させて頂いた時の

ジャンルとは異なり、

ギャングなど少々ヤンチャな世界の

お話でした。

 

打ち合わせも順調に進みますが、

最後の最後に来て問題が!!

 

 

「Jamesさんは

格好がヤンチャですので、

衣装はこちらで用意しますから

普通のサラリーマン風の

地味なスーツにネクタイ姿で

出演して下さい」

 

とのこと。

 

いやいや、

そもそも地味なサラリーマン風の

男が語るギャングの世界なんて

信ぴょう性ゼロでしょうが(苦笑)

 

そして、Jamesブランドを

完全に壊しての出演。

 

役者でしたら

そういった役も必要でしょうけど、

私は役者じゃないですし。

 

テレビ局としては

1回のネタとして扱うだけなので、

私のブランドは構わないでしょうけど、

私は1回の出演の為に

一生もののブランドを

壊す価値は見出せませんので、

ここで出演は無くなります。

 

私にとっては

テレビに1回出ることよりも、

自分らしくあることの方が

重要ですので。

 

 

以前、

私の高校時代をモチーフにした

小説の話が進み、執筆も終わり

最終的な出版契約を結ぶ段になって

頓挫したことがありましたが、

その時の問題は「コンプライアンス」

 

そして今回

サラリーマンスーツの理由もまた

「コンプライアンス」

 

私の人生に

面倒を投げかけるキーワードは、

とことん

コンプライアンスですね(苦笑)

 

法令を遵守しない

ご面相なんですかね~私(笑)

 

 

まぁ、そんなことはさて置いて、

ブランドは

一朝一夕には確立しません。

 

目先の小さな利益の為に、

ブランドを安く売ってしまえば、

私の例で言えば、

「加藤ジェームズという人物は

サラリーマン風の男なんだ」

との自分が欲しない

ブランドイメージが出来てしまいます。

 

企業であれ、個人であれ、

過去に囚われ

意固地になってはダメですが、

確立したブランド・誇りは

安売りしない方が、

長期的には

より大きな利益を生むことになります。

 

 

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