ジャズのライブを聴きながらの

一杯を楽しんできました。

 

私にとっては心落ち着く

至極の時間です。

 

私自身、ジャズのステージで

ピアノを弾いていましたので、

ジャズの世界のあるあるは

ある程度経験済みです。

 

ジャズの世界は

「小難しい話」と似ています。

 

ジャズと言うと

「格好良い」という評価と

「難しくてよく分からない」

という評価の両方を受けます。

 

夜の世界にマッチする

色気ある音楽である一方、

ジャズの構成を知らないと、

楽しみが半減する分野でもあるからです

 

 

ジャズは

16小節や32小節からなる

ブロックを基本とし、

それを延々と繰り返し演奏します。

 

そのブロックをAとすると、

全員でAをテーマ通り弾き、

二回目のAはピアノがソロを弾き、

三回目はトランペットのソロ、

四回目は・・・などと

各自のソロが持ち回り、

最後に全員で再び

基本のメロディを演奏して終わります

 

これをクラシックのように

音楽が起承転結になっているものと

同じように聴くと、

それぞれのソロも楽譜通りなのか?

ソロ部分では何故こんなに

ピアノだけが目立つ単調なのか?

など理解が出来ず、

難解に思うようです。

 

さらに、ジャズの世界から

一般人を排除するように、

ミュージシャンも時に暴走します。

 

ソロパートは各自に任され、

演奏も自由で

毎回違うものとなります。

 

すると、

客に対して「目立ちたい」、

普段一緒に弾いているメンバーに

「今日はいつも以上に攻めるぜ!!」

などの余計な色気を出し、

調和を乱すような奇怪な音を

出したりするんですよね。

 

私自身、

若気の至りのジャズステージの時には、

客を置いてきぼりにして、

メンバー内のソロ合戦で

白熱してしまったことがあります(苦笑)

 

 

ただ、多くの客が望んでいるのは、

ジャズという世界観、

大人の色気、都会の色気を、

ジャズ理論の知識が無くとも

心地良く楽しむことなんですよね。

 

 

昨日聴いていたジャズライブでも、

全体としては非常に都会的な

スムーズなステージでしたが、

少しピアノが暴走し、

必要以上にソロを続けた結果、

他の楽器が暇そうにしている瞬間があり、

恐らく私より

年上のミュージシャンでしたが、

「若いな・・・」

なんて笑ながら聴いていました(笑)

 

 

マニアなジャズファンには

喜ばれたものの、

ジャズに詳しくない友人女性に

「なんだか難しかった・・・」と言われた

若気の至りのステージ以降、

ジャズのステージも

テクニック重視では無く、

ジャズの世界観重視に変えました。

 

 

また、

学術的討論会でも

コンサルティングの説明でも、

分かりやすさを

重視することは重要です。

 

時に議論の場において、

難しい単語は多用しているものの、

結局何を言っているのか

総論としては特に意味を成していない、

でも本人は難しい単語に

悦に入ってしまっている

滑稽な場面に出くわすことがあります。

 

まぁ、これもジャズ同様に、

格好良く見られたいという色気と共に、

時に難しい単語を使わないと

グループ内で

「認められない」

「見下される」なんて

滑稽なグループもありますからね。

 

学術の世界も

内容重視では無く、

難しい単語を使って

相手よりも博学であることの

ひけらかし合戦に陥る事が

若手でもベテランでも

結構あるんですよね(><)

 

 

ジャズでも議論でも

プレゼンテーションでも、

巡り巡って分かりやすい方が

実は難しく一流の技だったりします。

 

小手先のテクニックに酔って、

簡単な話を難しい単語で話す

若気の至り、

やっていませんか(笑)??

 

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