ヒッチコックの名作『裏窓』は、

隣のアパートの窓を眺める所から

物語が始まりますが・・・

 

 

さて、私は大学時代から

毎晩のように筋トレをしています。

 

大学時代に住んだ

ワンルームの学生マンションには、

大きな鏡が無かったため、

夜中にカーテンを開け、

窓の反射を鏡代わりに

裸になって筋トレをしていました(笑)

 

今もそうですが、

特に器材は使わず、

拳立てや腹筋など

自重トレーニングで負荷をかけ、

その成果を窓に映して

楽しんでいました。

 

そう、通りの向こう側の

マンションの住人に、

見えているか否かは気にせずに。

 

 

そんな日々が関係したのかは

未だに不明ですが、

大学4年の年、

変な現象が起こり始めます。

 

部屋に戻ると電話が鳴り、

取るとすぐに切れる。

 

コンビニに買い物に出て、

戻ってくると電話が鳴る。

 

なんて具合に。

 

結局その手の電話の相手と

話す機会は無いままでしたが、

果てさて誰だったのやら。

 

そしてそんなある日、

入り口がオートロックの

マンションなのに

部屋の扉がノックされます。

 

大学生しか

住んでいないマンションですが、

ドアスコープから覗くと

制服姿の女子高生。

 

なんで!?

となって開けず仕舞いでしたが、

彼女は一体何者だったのやら・・・