テレビを何気なく点けたら
「色は7色、
レインボーカラーを用意しました!!」
と宣伝文句を言ってました。
これ、
日本らしい間違いだなぁと思い、
白けながら眺めてました(笑)
「Rainbow」は
Rain=雨と
Bow=弓の
組み合わせの言葉で
「雨上がりの空にかかる
弓のように見えるプリズム現象」
を指す言葉で、
「虹」ではありますが、
「7色」の意味はありません。
そもそも、
「レインボー」が7色なのも
近年の日本の設定なだけで、
性的マイノリティーの象徴で有名な
レインボーカラーは6色ですし、
以前TVで見た
アメリカの大学の
物理講座の講義では
虹の色を5色で説明していましたし、
日本や中国も元々は
5色で虹を捉える文化でした。
つまり、虹の色の数は
文化によって様々で、
8色とすることもあります。
何故虹=7なのかと言えば、
ニュートンがそう定義したから、
なのですが、
そのニュートンを生んだ
イギリスでも7色で
統一されている訳ではありません。
ニュートンが7色としたのは、
7がキリスト教社会において
意味のある数字だったからであり、
そうなると5色文化のある
中国や日本において、
元々虹を5色と
捉えていたのも頷けます。
「レインボー」
という単語そのものに
「7色」という
意味があると思い込み、
宣伝文句にしてしまう。
英語の語源を知らず、
世界の文化を知らず、
そして日本古来の文化も
知らないまま、
この企画の宣伝文句が
会議を通ったと思うと、
情報・知識の重要さを
再認識しますね