昨日の記事にあった、
LA移住直後の英語の授業では、
本当に何も分からず、
ただ席に
座っているだけの状態でした。
日本で言う「国語」にあたる
「英語」の授業ですので、
全てが英語のみですからね。
この授業での課題図書で、
今でも覚えているのは
『アルジャーノンに花束を』と
『黄金虫』です。
共に日本でも
お馴染みの文学作品ですが、
これが日本でも
有名であることを知ったのは
大学で日本に帰国後のこと。
特に『黄金虫』の作者
エドガー・アラン・ポーは、
推理小説家江戸川乱歩の
ペンネームに直接的影響を与え、
勿論名探偵コナンの
江戸川コナンの名前にも
影響を与える世界的作家ですが、
その彼とLA移住直後の
英語の授業で出会った
『The Gold-Bug Poe』
の作者が一致したのも
大学時代です(笑)
アメリカ特有の分厚い教科書の
中に収められた
「The Gold-Bug」、
先生に
「○○ページを開いて~」
と言われて開いた
ページにあったタイトルを見て、
「黄金虫=コガネムシ」では無く
『カナブン ポエ』
と静かに解釈していました(笑)
そこから先は英語ですので、
一人ずつ回って来る輪読も、
ほぼ単語毎につまりながらですので、
内容はまるで
理解出来ませんでした。
ただ、
「ポエだって・・・変な名前」
と心の中で笑ったことで
印象に残ったんですよね~。
数年を経て日本の大学に進学し、
ある日、本屋を歩いていたら・・・
『黄金虫 エドガー・アラン・ポー』
の本を発見。
「金の虫ねぇ~」と思って
通り過ぎようとした瞬間、
頭で電球が光ります!!
「金の虫・・・
どこかで知ってる・・・
Gold-Bug・・・ポエ」
と連想ゲームのように思い出され、
カナブンだと思っていた虫は黄金虫、
ポエだと思っていた人物は
世界的大作家
エドガー・アラン・ポー、
そしてその人物の名前は
小学生の頃から知っていた
江戸川乱歩に辿り着くことも、
10年近い時間差で
繋がりました(苦笑)
ずっと寝ていた
英語の授業でしたが、
「ポエ」の作品の
タイトルページだけは
妙に印象深く
覚えているんですよね~。
そこから10年近く、
江戸川あたりで
ポエポエしていましたが、
彼の名が「ポー」と知ったことで、
少年探偵団は
エドガーと江戸川の
謎を解きました(笑)