世の中基本的に

ギブ&テイクで

出来上がっていますが、

国際政治もそうであるなら、

高校生活もまた同じです。



ギャングたちが幅を利かせる

私の高校、

軍事力が極貧な小国である私は、

大国と軍事同盟を結ぶ

必要があります。


また、色々な形で

大国の庇護下に入る方法はあり、

それは人それぞれでした。


頭の良い奴はテストの答案や

宿題を提供することで、

守ってもらっていましたし、

英語も出来ない、力も無い、

でも守ってほしい・・・という人は、

やはりお金を払うことで

ギャングの庇護下に入っていました。


まぁ、「カツアゲ」とも取れますが、

本当に様々な人種が入り乱れ、

それぞれのギャング組織が

静かに対立する中では、

安全を確保するのは重要ですし、

資金源を守れなければ、

資金源も信用も失うことになるため、

そこはしっかりと

守っていましたので、

安全保障の費用とも言えますね。


何も提供するものが無いのに

守ってもらおう、

なんて都合よく考える輩は、

軽くあしらわれたり、

むしろ危害を加えられたりしますし、

より多くの場合は、

兵隊として下っ端ギャングに

なっていくのが末路ですね。



さて、頭も成績も良くない私、

安全の対価に

何が提供出来るのか。


それはイラク戦争などで聞いた

「Boots on the Ground」

現場に居る、ということですね。


サマースクールも終わり、

高校への正式な入学直後、

私の事を後ろから蹴り、


「どけよ」


と言ったギャングに対して、

彼が後ろを向いた隙に、

皆が見ている前で私も

思いっきり蹴り返します。


喧嘩が発覚すれば

皆で停学ですので、

周囲に居た連中によって

そのギャングは制止され、

私は事なきを得ましたが、

これが私の安全保障上の

通過儀礼となりましたね。


皆が見ていたため、

この行為で認められた私は、

お金も宿題も提供することなく、

安全を

確保することが出来ました。


この時見ていた連中が、

その後組織内で出世し、

私は運良く幹部の友達に

なりましたからね(笑)



日本人で

喧嘩が出来る=空手の達人、

と勝手に思ってもらったことが

功を奏しました。


なお、私は空手を

習ったことはありません(苦笑)



ただ、だからこそ、ここ一番の

ギャングの抗争などが

ある時には、

「Boots on the Ground」で

その現場に出向くことが

重要となります。


しかし、「兵隊」として動員される

下っ端では無く、

同格の「友軍」として

頼まれての参戦となりました。



湾岸戦争では、

資金源としてお金を払い、

金を出すだけ、

と国際的な批判を浴びます。


イラク戦争では、

前線は免除されましたが、

「Boots on the Ground」として

後方支援に回ります。


そしてその結果、

国際的な信用も勝ち取ります。


高校時代の私が、

まさにこの段階での日本ですね。



資金や頭脳を提供するよりも、

やはり共に現場に居る方が、

互いの信頼関係は

深く構築できるんですよね。



私は安全保障を

高校で学びましたが、

まさにギャングの世界も

国際政治も同じなんですよね。



なお、

宿題は提供しない私の所にも、

宿題並びにテストの答案は

回って来ましたので、

いやぁ~宿題で苦労

しなかったなぁ~(笑)