志望校に合格する一番の近道は、

「受ける」こと、

という元も子もないような

話をしてきましたが、

自分の可能性を自分が信じず、

最初から諦めていては、

100%合格出来ませんからね。



それを示すように、

私が東大大学院を受験した時の

勉強期間は1週間だけなんです。


当時塾講師をしていた私、

丁度8月が受験でしたが、

夏期講習で朝から

それこそ受験生を教え、

その後深夜はデート三昧の日々で、

過去問は買っても

開いてもいなかったんですよね(笑)


それがデート相手の女性に

「少しは勉強しなさい!!」

と怒られてしまい、

丁度お盆休みで

1週間塾が休みになったため、

その1週間だけ朝から晩まで

ファミレスで過去問を解

日々を過ごします。


人生で

「勉強した」

と言えるのは、

この1週間だけなのですが、

その結果が合格。


偏差値なら

東大の半分程度の大学院

3、4校が不合格、

勉強期間1週間で東大は合格。


結局、

合格・不合格を分けるのは、

偏差値や勉強期間では無く、

50%の丁半博打の

どちらの目が出たか、

ではあります。



ただその中で、

少しでも自信を持って

テストに向かうためには

知識を頭に入れる作業は有用です。


その為のテクニカルな技術として、

私は敢えてファミレスに行きました。


「集中するためには静かな場所」

というのはむしろ間違いで、

「集中したければ雑音の中」

が有効です。


これは大学時代からのテクニックで、

大学時代はバイト代わりに

懸賞論文で

それなりに稼いでいました。


論文が産経新聞社から

表彰されたこともあります。


その論文を書く時、

私は深夜ヘッドフォンをして

大音量で音楽を流しながら

論文を書いていました。


これ、音楽が聴こえている内は

集中出来ていません。


意識が目的に集中すると、

自然と周囲の音は

耳から入らなくなりますので、

音楽が消え、

ヘッドフォンの存在さえ

忘れている時が

集中できた状態であり、

最も効率よく思考が動いています。


こうすると2000字の論文も

1時間程度で書き終わり、

時給換算ではかなりよい

「バイト」をしていました(笑)



大学院受験の際に

ファミレスに行ったのも同じ理由。


勉強に集中した時、

周囲の音は一切入らなくなり、

知識が

一夜漬けの浅い部分では無く、

深い場所へ蓄積されていきます。


またスピードと効率性も上がり、

短時間で最大限の知識蓄積、

成果を上げることが出来ます。


勿論、勉強期間中でも

お腹が空きますので、

お腹が空いた時、

糖分補給したい時に、

注文できるから便利、

という側面も

当然ありますけどね(笑)


そして夜帰宅後は

やはりヘッドフォンで

何かを聴きながらの勉強となります。


この音楽、

どうせ聴いていませんので、

何でも良いんですよね。


音楽が聴こえている内は

集中していない。


「自分の集中力を高めるため」

のツールでは無く、

「自分の集中力測定器」として

ヘッドフォンからの大音量は

有効なんです。



では何故偏差値40程度の

大学院は不合格だったのか。


先にも書きましたが、

「勉強をした」のが

東大受験直前の

1週間だったこと以上に、

結果は「合格・不合格」の

二者択一、50%ですからね~。