私の人生を変えた

ゲームが3つあります。


「信長の野望」

「提督の決断」そして

「A列車で行こう」です。


それぞれゲーム界では

有名なシリーズもので、

どれも十代から

現在に至るまで遊んでいます。



小・中・高と

成績が良かったことがまるでない私、

「勉強しなさい!!」と

母に言われたことは勿論ありますが、

その時私は悩みます。


何故なら、

私は「勉強」をしていたから。


私が歴史に関する本を

読んでいる時に、

母に「勉強しなさい」と怒られますが、

意味がまるで分からず

暫く混乱します。


そして母と私の

「勉強」の定義の違いを

理解し納得します。


母は成績を上げるための

学校の学習、

私は自分の興味分野の知識向上、

をそれぞれ

「勉強」と認識していました。


ま、納得したから

良かった、良かった、

とは当然ならず、

暫くイライラを紛らわすために

煙草を吸いに出かけてましたけどね。


これ、何歳のエピソードかは

聞かぬが華です(笑)



日本の小学校でも、

悪ガキで日々外で

遊びまわっていた割に、

「漫画日本の歴史」や

「戦艦大和の秘密」などの本だけは

図書室に読みに行ってましたし、

歴史の授業だけは

気合いが入ってました。


そんな頃に出会った

ファミコン版「信長の野望」、

織田信長や武田信玄となって

戦国の世を統一するゲームにハマり、

登場する大名の名前や

家臣の名前を

徐々に憶えていくだけでなく、

有名エピソードなども

調べるようになりました。


そしてPC版「提督の決断」の

攻略本を本屋で見付け立ち読みし、

やりたくて仕方なくなった私、

交渉の末PC並びに

「提督の決断」をゲットします。


太平洋戦争時の

連合艦隊司令長官となり、

海軍力で太平洋を

席捲していくゲームで、

出てくる提督の名前、

艦船や飛行機の名前を憶え、

やはり調べていくようになります。


私にとっては、ゲームで有用な

知識を深めることは、

十分に「勉強」でした。


そのため、私の勉強は

あくまでゲームのためです(笑)



その後、

幼少期から鉄道ファンだった私は

必然的な出会いで、

鉄道を走らせたり、

関連事業や投資によって

鉄道会社を経営する

「A列車で行こう」シリーズに出会い、

遊ぶようになります。



さて、その結果の回収ですが、

結局高校卒業するまで、

ゲームとデート三昧だった

私の成績が

特に上向くことは無く終わります。


しかし、経営学部に進学後、

歴史及び安全保障分野で

東大大学院に進学します。


大学院では、

第一次世界大戦から

第二次世界大戦に至る時代の

安全保障研究を行い、

「提督の決断」で培った知識が

生かされます。


また、

「信長の野望」をきっかけに

興味を持った歴史分野では、

『いつのまにか変わってる

地理・歴史の教科書』 という本




安全保障分野では

『日本人が知らない日本の安全保障』



さらに1冊目から繋がる

『教科書から読み解く日本未来』



という3つの本を出版しています。


さらに現在、投資を行いつつ、

自分で会社を経営しているんですし、

私の人生、

3つのゲームによって

大きく変わりました。



そして、だからこそ

「勉強」って必ずしも

成績向上を目的としたものでは

ないのだと思っています。