バーに女性と行き、


女性「何飲んでるの?」


私「アイラモルト」


と言って、

女性が匂いを嗅いだ時点で


「私無理・・・」

という会話、

人生で

何度してきたか分かりませんし、

今後も何度もすると思います(笑)


これは、

アイラモルト好きの方にとっては

よくある経験だと思います。



一言で「ウィスキー」と言っても、

世界には5大ウィスキーと

呼ばれる産地があり、

それぞれに

作り方、個性が異なります。


アメリカの「バーボン」、

カナダの「カナディアン」、

日本の「ジャパニーズ」、

アイルランドの「アイリッシュ」、

そして英国スコットランドの

「スコッチ」です。


そんな「スコッチ」の中でも

アイラ島で作られるウィスキーを

「アイラモルト」と呼びます。


ファンも多いですが、

苦手な人を寄せ付けない

圧倒的な個性があります。


その個性を

分かりやすく例えれば、

正露丸。


アイラモルトを正露丸に例えるのも、

日本における

アイラモルト愛好家の

あるあるです(笑)


この圧倒的な個性に、

苦手な方も多いのですが、

私はむしろ好んで飲んでいます。


このアイラ島、

牡蠣の産地としても有名で、

生牡蠣を食しながら

アイラモルトを

ストレートで頂くのも、

美味しい楽しみ方でもあります。



先日飲んでいたのは

アイラモルトの名門

ラフロイグ15年。


アイラの中でも

個性が光る一本ですが、

正式に

プリンス・オブ・ウェールズ御用達の

許可を持つブランドで、

つまり、

プリンス・オブ・ウェールズ=

チャールズ皇太子愛用の

スコッチということになります。


そのラフロイグの10年では無く、

15年となれば、

味わいも一層深くなり、

喉を抜け鼻に返ってくる

そのクセが心地良いです。



強い個性のお酒には、

強い個性のバッティングが美味しく、

フランスの羊乳から

作られるブルーチーズ、

ロックフォールなどの

強烈な個性と出会っても、

その個性を尖らせすぎず、

両者で上手く&美味く調和し

極上のマリアージュとなります。


ここは、流すジャズも

強烈な個性をぶつけ、

天才が多い中でも天才と言われる

バド・パウエルの

「クレオパトラの夢」を流しながら

個性の競演を楽しみたいですね♪