私の高校時代、

一度だけ受けた

日本の偏差値テストは、

偏差値30という結果。


14から髪を染めて、

ギャングやマフィアと呼ばれる連中と

毎晩遊び歩き、

ギャンブルで稼いでいる日々。


現地校に通い、

非日本人とばかり遊ぶ日々の中、

そのうち日本語も覚束なくなってきます。


当然、母はそんな私に

期待する訳が無く、


「知り合いのマグロ漁船に乗せるから」


と言ってましたが、

高校卒業後に私が選んだのは

防衛大学校の受験。


曽祖父や祖父の兄弟たちは皆海軍で、

その話を聞いていたのもあったのか、

海軍には昔から憧れがあり、

海上自衛官を目指し、

高校時代唯一の一時帰国でも、

走水の防衛大学校に

一人見学に行きました。



この時、京急線に乗っていると、

地元の高校生2人組が乗って来て、

武勇伝を大声で話しています。


しかし、次の駅に着いてドアが開くと、

武勇伝が一気に止まります。


横須賀の

Theヤンキーが乗車してきたので、

小者2人組としては武勇伝なんて

語れなかったんでしょうね(笑)


車内も静まり返りますが、

当時はまだイケイケだった私、

ガンを飛ばすヤンキーに

完全に応戦します!!


空いてる車内の真隣に座り

こちらを見るヤンキー。


そのまた次の駅で

車内の全員が車両から降り、

車内には2人だけなのに

隣り合って座り、見つめ合う二人。


う~ん、怪しい(笑)


結局その場は何事も無く走水に付き、

大学を見学させてもらいます。


しかし、帰国子女入試という

制度の無い防大、

ワシントンかNYの

駐在武官さんまで巻き込んで、

特別推薦の形で

推薦枠での受験となりました。