最近話題の
ニュースを見ていて感じることは、
誰か彼等に
「だせぇ」ってことを
教えてあげられたのかな?
ということです。
年下を殴る、
動けなくなるまで殴る、
そしてそんな人物を
世間が「ワル」と評します。
十代の頃って
「ワル」って評価に憧れるものですが、
それで「ワル」と呼ばれたら、
彼らは満足して
同じ行為を繰り返すでしょう。
しかし、本物の「ワル」たちは
そんな「だせぇ」ことに時間をかけません。
彼等は「ワル」では無く
「カス」なのですが、
世間が「ワル」なんて持ち上げるので
頭にも乗りますし、
やっていることが「だせぇ」ことにも
気が付きません。
「○○する人って恰好悪いよね」
親でも先生でも社会でも、
それを教える事って重要です。
「やっちゃダメ」
と言われれば、
やりたくなるのがやんちゃな十代です。
しかし、「だせぇ」と言われる事は、
恰好悪いし、したくないですもんね。
高校時代、
ギャンブルで小遣いを稼いでいましたが、
ある日胴元をやっていると、
一人のジャンキーが場に入って来ます。
適当にやって負けると、
私には払うのですが、
弱そうな奴への負けは
踏み倒そうとします。
「ギャンブラー名乗るなら
負けは払えよ」
と私が言うと、
「ギャンブラー」という言葉に
プライドを持っているのか、
素直に弱い奴への負けも
払って立ち去りました。
聖職者が説く「あるべき道」よりも、
悪童の先輩が説く「だせぇ」行為の方が、
やんちゃ十代には
効き目があるのですが、
最近の学校や親含めた大人たちは、
子供に「だせぇ」とは何かを
教えられないんですかねぇ