アメリカの成績表には、
「学力」の欄と「態度」の欄があります。
学力の欄は宿題やテストの
成績が反映されますが、
授業態度など主観部分は含まれません。
4~0の5段階評価で、
確か平均点が3を超えない生徒は
チアリーディング部に入れず、
2.5を超えないと
一般の部活も退部させられます。
主力なので学力無くてもOK、
と言う甘えは無く、
テニス部でもレギュラー選手が
2.5を下回り退部させられ、
戦力ダウンしたこともありました。
私はギリギリ2点台後半を守り、
テニス部に居られました(笑)
次に授業態度ですが、
こちらは学力は関係なく、
授業態度のみが評価対象となります。
そして、「学力」「授業態度」
どちらか一方でも3以上を獲得すると、
学生証に特別スタンプが押されます。
このスタンプがあると、
提携している街のレストランなどの
割引を受けられます。
マックやピザハットなど
全米レベルのチェーンも含まれていて、
家族で食べるピザでも、
子供がそのスタンプ付き学生証を
提示すれば10%引きで購入出来ました。
レストラン以外にも
各種特典があったと思いますが、
この特典、
市内の企業の協力があってこそ。
この街を挙げて子供を育てる
システムと共に、
成績優秀者だけでなく、
学力は劣っても授業態度優秀者も
同様に表彰する所が良いなぁと思います。
成績優秀者は、エリート候補生で、
そのまま行けば常に栄光の中にいますが、
人物の評価は学力だけでは測れません。
そういった意味でも
公平な評価及び
顕彰システムだと思いました。
ま、成績優秀者、授業態度良好者を
街を挙げて育てていくと同時に、
かなり怖いギャングもまた同じ街で
どんどん育っていくんですけどね(笑)
結果論からいけば、
一定の意味があると同時に、
欠陥もあるんでしょうけどね~