安全保障の分野において、

伝統的作戦領域は「陸・海・空」


海軍に関していえば

「海上」と「海中」では

大分作戦の質に差がありますが、

一般的には一緒にされ、

上記3作戦領域を担当する

それぞれの軍を総称して「三軍」と言います。


アメリカは「五軍」と称し、

「陸・海・空・海兵・沿岸警備隊」となります。


「海・海兵・沿岸警備隊」は

領域としては全て「海」の担当なのですが、

この3つの軍隊が公式に

仲良く共同作業を始めたのって

21世紀になってからなんですよね(笑)



さて、この他に

4つ目の作戦領域として「宇宙」があり、

アメリカやロシアは

実際に「宇宙軍」を持っています。


勿論、

『スターウォーズ』的世界ではありませんが。


長距離弾道ミサイルは

その軌道が宇宙空間に達しますし、

偵察衛星による偵察は

近代軍の作戦には欠かせませんし、

申請し実際に運用することによって確保される

人工衛星の軌道確保は、

各国にとって非常に重要ものとなっています。


基本的に早い者勝ちなので、

自国上空の軌道を確保されると厄介ですからね。



そして、最近5つ目の作戦領域として

認知されてきたのが「ネット」の世界。


ここは物理的破壊を伴わないこともあり、

他国への侵入、工作が秘密裏に行え、

宣戦布告も必要が無いため、

潜水艦が暗躍する海中以上に

各国のせめぎ合いが激しい作戦領域。


アメリカが強いのは言うまでも無いですが、

中国も相当この分野には力を入れています。


相手国の情報ネットワークを遮断させたり、

偽情報で混乱させることが出来れば、

実際の物理的作戦の緒戦で

有利に進めることが出来ますし、

平時においてもハッキングで

金融機関や政府機関を

混乱に陥れることも出来ますからね。


その上で、知らぬ存ぜぬが出来る世界、

だからこそネット上の防御網の確立は、

現代・そして未来の安全保障では

非常に重要となります。


それを支えるのがコンピューター。


国産スパコンに

「二番ではダメなんですか??」

と言った大臣がいましたが、ダメなんです!!