「昔は痩せてたんだよ~」

と言う恰幅の良い男性、

珍しく無くいますよね~。



さて、ガリガリに痩せた

緑のガウンを羽織った男性が屋根にいたら、

・・・まず通報しますね。


クリスマスの日に屋根にいて良いのは

恰幅の良いおじいさんで

赤いガウンに白いファーですしね。


しかし、19世紀までのサンタクロースって

痩せた緑のガウンの男性。


千年の以上前の伝説の聖人ですが、

ここ100年ほどで太っちゃったみたいです(笑)


太らせたのは、

大量のコーラを飲んだから・・・

では無く、19世紀後半に活躍した

風刺漫画家ナストがそう描いたから。


このイメージはすぐに世界中に広がり、

日本でも明治中期には

太った赤いおじいさんの漫画が

描かれています。

構意図的なキャラ設定なんですよね~。



そしてこのおじいさんを

「サンタ」と日本では称しますが、

「サンタ・クロース=聖ニコラス」ですから、

これを仏教風に言い直すと、


「和尚、和尚~♪」


と街中で叫んでいる感じ。

つまり、誰の事も指しませんよ(笑)


「ロス・アンゼルス=The天使」

の街のことを日本人が「ロス」と言うのも、


「夏にTheに行ったんだよね~」


みたいなもので、

どこのことも指さないのと同じ。


どうも日本だと変な略語になりますね~。


社内で「社長」と言えば一人でしょうし、

寺の中で「和尚」と言えば

一人かも知れませんが、

日本全国津々浦々で

「和尚~」と言われても(笑)


昔は痩せてたニコラス聖人、

千数百年経ち

太ってしまった赤いおじいさんは、

皆さんの家には現れましたか??