最近お酒の世界は、

リキュール、スピリッツ共に

新作が次々と登場、

さらにウィスキーなども

個性派商品などが続々と誕生し、

単なる酒好きなだけでは

付いていけないくらい盛況です。


しかし、どんなに酒、カクテルが増えても、

カクテルの王様が「マティーニ」であることは

今後も不変だと思います。



基本レシピは

ロンドン系のドライジン45ml、

ドライベルモット15mlをステアで混ぜたもの。

レモンの皮をサッとグラスの上で搾り、

レモンオイルを振りかけます。



しかし、流石の王様、

「マティーニ」だけで

数千種類のレシピが実はあります。


ステアとシェークでも味が変わりますし、

ジンとベルモットの割合が

15:1の「モンゴメリー将軍」や

イギリス首相チャーチルに至っては

ベルモットのボトルを見ながら

ジンのストレートを飲んで

「マティーニ」と言ったのだから、

こうなるとジンに

オレンジの皮の苦み成分を抽出した

ビターズを数滴垂らしピンクにする

「ピンク・ジン」なども

「マティーニ」の一種でしょう。



と、レシピにはうるさい割に、

ジンそのものには

拘らない人が多いのもマティーニ。


なので、エセ飲ん兵衛が

簡単に釣れるカクテルでもあります(笑)



バーに行き


「ジンは何がある?」


と聞くと、バーテンさんの目の色が変わり、

冷凍庫から何本も出して並べてくれました。


私は香りの強い大陸系なら

ドイツの「スタインヘーガー」、

ロンドン系なら「プリマス」を

好んで飲んでます。


冷凍庫でキンキンに冷やされたプリマスは、

ストレートで香り高い甘味が

口を駆け抜けますので、

プリマスのストレートをオーダー。


同じく冷凍庫から出されたグラスに

ストレートを注ぎ、

レモンピールをサッとくぐらせて完成。



私には「ジンのストレート」なのですが、

これも「マティーニの一種」と

言えなくも無いですかね(笑)