ある番組で工事現場に潜入。
案内するのは某大手建設会社の社員さん。
そして、簡単な作業を
実際に見せようとしますが、
手順間違いの連続で出来ません。
まぁ、現場では下請け、孫請けの人が
基本的に作業してますしね。
とは言え、ここで思うのは
「指揮官とはどうあるべきか」論。
正直、簡単な現場作業も出来ない
色白元請社員に、
現場であれこれ言われたく無いなぁと
私なら思います。
よくスポーツの世界で、
「名選手即名監督にあらず」
なんて言われます。
確かに天才型の選手は、
苦労している選手が何に苦労しているのか
理解が難しいでしょうしね。
例えば名力士にだけ
資格が与えられる「一代年寄」、
これを許可された親方で
横綱を育てた親方はゼロで、
大関でも千代大海を育てた
千代の富士=九重親方のみなんですよね。
そのため、マネジメントに優れた人の方が
監督に向くのか否かと言う議論があります。
指揮官は、
後方でマネジメントをするのか、
最前線で引っ張るのか、
スタイルの違いだけで
どちらも正しいんでしょうけどね。
戦国武将ならば、
信玄のように後方で指揮か、
謙信のように最前線に立つか。
共に名将ですもんね。
ただ、ある程度現場を知らないと
部下からの信頼が得られないのも事実。
一軍登録経験の無い元ピッチャーが、
プロ通算100勝のピッチャーに
どんな投球術を教えられる??
とはなりますもんね。
部下が信頼し士気を高めるには
部下以上の実績・知識を持つべし、
も正論でしょうね。
指揮官とは・・・まで考えさせられた、
作業のできない
大手建設会社の社員さんの姿でした(笑)