高校時代、
学校の授業で読んだ課題図書は
三島由紀夫の「潮騒」。
英語版が
「英語=国語」の授業で使われました。
私の初めての三島文学は
英語からのスタートでした。
真面目に英語で読んでも分かりませんし、
せっかくの日本の作品ですから、
日本語の「潮騒」を購入し、
ストーリーをしっかりと
日本語で叩き込んだ上で
テストや感想文を書いてました(^^)
その後、日本の古典文学作品を
いくつか個人的に読むようになっていきます。
学校や市立図書館の在庫を調べて見ると、
結構英訳された
日本の文学作品があることに気が付きます。
よし、ここは
英語で日本の作品を読んでみよう、
なんて私立図書館で
珍しく真面目なことを考えちゃった15の私。
盗んだバイクで走り出すよりも
暴走してます(笑)
川端康成の「雪国」は
日本語で既に読んでいましたので、
違う本を探していると
「The Sound of the Mountain」
という本が見付かります。
辞書を持たずに図書館に来ていた私、
とりあえず本を読み始めます。
暫くすると「Dragonfly」の文字が登場。
ようは「トンボ」です。
ただ、当時の私は
「おいおい、龍が出てきたぞ!!
これそういう作品なんだ~」
と勝手に解釈。
龍が登場した割には何か世界観が違い、
私の中で大混乱。
「うん、読むの止めよう」
と、英語で日本文学を読み
英語・文学両方を学ぶアイデアは
思い立って数時間で挫折!!
ここの一文が「蜻蛉」と気が付くまでには
数年を要しました(苦笑)