安全保障の学会に出席、

今年も制服組の方々から

有意義な安全保障上のお話を

伺うことが出来ました。


発表者全員

防衛大学校卒は当たり前ですが、

筑波修士のようで、防衛省と筑波って

関係が深いんですかね??


東洋英和も大学院には

幹部自衛官の方が多かったですが、

関係の深い大学ってあるんですね~。



さて、陸海空3自衛隊共に

脅威として捉えているのが中国。


現在は「A2AD」と呼ばれる戦略を

中国は立てていますが、

これは「接近阻止・領域拒否」戦略

と呼ばれるもので、

米国の

第一列島線(沖縄・フィリピンライン)

より内側への接近を阻止し、

第二列島線(小笠原・マリアナライン)

より内側での米海軍の自由行動を

阻害するものです。


当然中国本土からは離れているので

中国海・空軍戦力が主体となるもので、

2009年に

米軍がこの人民解放軍の戦略を

報告書に記載したことで明らかになりました。


翌2010年には、この動きに対して米軍は

「エアシーバトルコンセプト」

と呼ばれる対抗策を発表し、

西太平洋地域における

海・空軍力の強化を打ち出します。


日本の東西の大国が共に

「A」で始まる戦略を立て、

軍事力の強化・近代化を打ち出す中、

日本は東アジア地域で唯一

ここ10年での国防費が減少、

しかも既に11年連続です。


これは周辺国に

「我々は防衛に力を入れません」という

誤ったメッセージを送る、

と現場の方々は懸念していましたが、

まさにそうでしょうね(><)



両者のAの関係の狭間で、

主体的な防衛策を打ち出せるのか、

選挙後の政権交代後、

政権が抱える大きな課題になりますね!!