情報戦に日本が弱いのは
悪しき伝統とも言えます。

他国のスパイ活動を禁じる
法律も無いですしね。

こんな諜報も防諜も弱い日本に限らず、
各国色々な国に
諜報員は潜り込ませています。

中国新華社通信、
ソ連タス通信なんて言ったら、
時代によっては駐日駐在員の
半数以上がスパイであったことは
諜報の専門家でなくても
知っている業界の常識。

さて、諜報員には2種類います。

大使館事務員や駐在武官のような
公の身分で相手国の情報を収集する人と、
身分を変えて公式・非公式情報を
合法・違法に収集する「スパイ」。

後は、知ってか知らずか
彼らに協力する協力員もいますが。


そして、日本らしい
脇の甘さだなぁと思うのは、
留学生に関して。

スパイが留学生を装うケースって
実は結構あるんです。

大学の理系研究室は先端技術の宝庫ですし、
そこに正当性を持って入れるのは留学生。

勿論、留学生を疑えという訳では無いですが、
一部地方大学では
留学生の失踪なんて事態が起こるほどに
管理が甘い日本、
スパイ留学生にとっては天国です。

さらに彼らが就職で
研究機関、企業に入れば・・・

その点含めて、日本は留学生に対して
性善説を採るのですが、
海外ではそんなに甘く見てもらえません。


なお、以前私が見た在日米軍のHPには、
情報収集官に
日本国内情報を提供する事務官募集、
という広告が以前載ってました。
現在も募集しているかは分かりませんが。

彼らは狭義では
「情報収集官の協力者」という立場ですが、
案外身近に
広義のスパイさんはいるかもですよ~