夏となり夜も暑く、

そしてオリンピックも熱く、

眠れぬ夜を過ごされている方も

多いと思います。


一方、それらとは無縁で

本当に眠れぬ時間を

過ごしている方々もいます。



今年に入って航空自衛隊の

「スクランブル」が急増しています。


スクランブルとは

不明機の領空への侵入に備えて、

戦闘機を緊急発進させること。


これに備えて常に一部パイロットは

戦闘機搭乗用の耐Gスーツを着用し

24時間寝ずの番で待機し

5分以内に離陸出来るようにしています。


スクランブルとは訓練では無く、

常に戦闘一歩手前の

緊迫した状況ですので、

その増加は、

パイロットや整備員を初めとする隊員の

負担となります。



さて、このスクランブル、

尖閣を巡る緊張が続く中国でも

朝鮮半島両国でも無く、

その大半はロシア機とのこと。


それ自体はデータ上長く変わりませんが、

今年の回数は有意的に多いようです。


日本領空への意図的な接近、

その意図が何であるのか、

色々なケースがあります。


軍事的圧力や

領土問題への

政治・軍事的圧力の場合もあれば

情報収集という場合もあります。


航空自衛隊機がいつ発進したのかを

観察することで、

日本のレーダー探知範囲を

探るケースもあり、接近は知りつつも

「泳がせておく」対応もあると言います。


海上では中国が様々な圧力をかけ、

領海・接続水域への接近を試みています。


空ではロシアが日々

領空・防空識別圏への

接近を試みています。


自衛隊・海上保安庁が

近隣諸国との駆け引きの中、

眠れぬ夜を過ごしていますが、

永田町は選挙への駆け引きで

国民不在の眠らない夜・・・


国を守る!!

ということへの意識の違いが

大き過ぎますね(><)