海外の科学系論文などでは
SF映画と科学との関係性を
論じているものは結構あります。
タイムマシンは科学的に実現可能か、
などの議論は古典的とも言えます。
タイムマシンは
イギリスの作家H.G.ウェルズが
1895年に発表した小説が有名で、
『タイムマシン』同様に
彼が1890年代に記した
『宇宙戦争』などは
世紀をまたいで21世紀になっても
映画化される
SF界の古典中の古典です。
SF小説や映画に出てくる世界観を
科学的に検証するという
視点の論文と共に、
SFが間違った
科学のイメージを流布していると
警鐘を鳴らすような論文も見られます。
完全なる宇宙物などに限らず、
科学者が登場する映画は多々あります。
○○学者が主人公であったり、
主要キャストで主人公を支える中で、
映画の設定に
真実味を与える効果が期待できます。
論文などで、
SFは科学を歪曲させて
誤ったイメージを与えている、
映画に出てくる科学者は
「邪悪・高潔・専門ばか」に分類され、
科学者の実態を正しく示していない!!
と記されることが多いのですが、
そこで私の脳裏に
浮かんだのが時代劇(笑)
江戸時代、
各種時代劇のように
毎週何十人も斬られていたら、
江戸は大パニックです。
色々な時代劇を統合しちゃうと
1年もあれば江戸の人口は
半減ぐらいするのでは??
帯刀が許された時代とは言え、
そんなに日々人は斬られません。
また時代劇の
武士や代官を思い返せば、
まさに「邪悪」な代官や、
必要以上に「高潔」な貧乏武士、
武芸一辺倒の「専門ばか」が
よく登場します。
う~ん、SFと江戸時代には
リンクする関係が・・・(笑)
な~んて思いますが、
ようは映画演出の
基本パターンということですね(^^)
それぞれの専門分野の方に言わせたら、
恐らく全ての分野で
同じことが言えると思います。
スパイの実態は
本当は地味な世界ですが、
あれを爆破したり、
市内で銃撃戦したりし・・・。
警察モノ、軍隊モノ、
スパイ、ファンタジー、
あらゆる分野で
邪悪・高潔・専門ばかって観ませんか??