知人の自衛官の方が

海外派遣から無事に帰朝されました。


モザンビークなどへの

派遣経験もある方の

今回の任地はジブチ。


モザンビークもジブチも、

日本のPKO活動が行われた国ですが、

さてどれくらいの方が

その国の場所分かるでしょうか??



日本にとって最初のPKO活動は

カンボジアですが、

それより前に湾岸戦争後に

ペルシャ湾での機雷を除去する掃海活動で

1991年に海上自衛隊が派遣されています。


海外展開を想定していない

艦艇と艦隊、法整備、国民感情の中、

派遣が決定され、

国会内は左派系政党、

市中では左翼系団体が猛抗議、

メディアも連日それを伝え、

反対感情を煽る報道を。


海外展開用の

装備も無い艦艇での長い航海、

専守防衛の中最新の機材も調達出来ず、

他国の部隊ではもうやらない

人が機雷を除去するという危険な作業、

他国の提督たちから


「日本は金出してると言うが

 一人当たり1万円。

 100ドルで危険な任務を解かれるなら

 オレはここで100ドル払うぜ」


と派遣部隊長は馬鹿にもされます。


それでも国内は

「多額の金を出しているのに

 何故違法な海外展開!!」

とのシュプレヒコール。


これが当時の「普通」でした。



それから20年、

自衛隊の海外展開は

珍しいことでは無くなり、

災害派遣、PKOは自衛隊の

特別活動から本来任務と変わり、

国民感情の多くも

それを受け入れるようになり、

珍しくない「普通」のことなので

メディアも報じない。



しかし、国家論の無い政局やら

芸能人のあれこれなどの裏側で、

黙々と任務をこなし

本当の意味での国際貢献、

外交を行っている自衛官たちがいます。


珍しくない「普通」のことになったのは

喜ばしいですが、

少しは活躍を

報じてあげてもらいたいとも思います・・・