ジャズの歴史を辿れば、

黒人のブルース・ラグタイムから

白人が多い大人数編成で

アドリブ性の低いスウィングに発展し、

40年代頃、再び黒人少人数編成

アドリブ主体のビバップに発展します。


白人主体だと楽譜を弾き、

黒人主体だとアドリブに、

音楽ルーツの違いですかね。



その後50年代からクールジャズが生まれ、

そこからジャズロック、フリージャズなどを経て

フュージョンやスムースジャズとなります。


ただ、一般に「ジャズ」と言うと

ビバップからクールジャズが

連想されると思います。


ビバップは超高速でバリバリ演奏し、

汗みどろで頑張った!!という感じ、

一方のクールジャズは少し斜に構えて、

少ない音で雰囲気を楽しむ感じ。


エレクトリック時代でもフュージョンなら前者、

スムースジャズなら後者の系統でしょうか。


どちらが好きかは人それぞれですし、

過ごしたい夜次第。



マルガリータやジンリッキーなどで

ワイワイやるならビバップの迫力を楽しみ、

一人ゆっくり過ごしたり、

女性との二人の時間を過ごすなら

クールジャズでしょうか。



クールな時間を過ごすのに

ALASKAなどは如何でしょう。

名前からもクールな感じです(笑)


ALASKAは

ジン45ml、

シャルトリューズ・イエロー15ml

をシェークし、

カクテルグラスに注いだカクテル。



シャルトリューズは修道院で作られる

極秘レシピのリキュールですが、

薬草の香りが爽やかな

少し甘さも感じるリキュールです。


極限まで冷やされたジンがまとう

薬草の香りがさらに清涼感を演出する

お洒落でクールな一杯で、

私も大好きでよく頼みます。


一人の夜も、二人の時間も演出する

アラスカを楽しむ夜、

クールジャズを生んだ名盤

Miles Davisの『Kind of Blue』から

「So what」などを回して

過ごしてみるのも良いと思います。