スコッチの世界には「ロイヤル」名の付く

スコッチがいくつかあります。


シングルモルトの「ロイヤルロッホナガー」、

ブレンデッドの「ロイヤルハウスホールド」

などが有名で、当然英国王室と

少なからず関連を持つからこそ

「ロイヤル」を銘打っています。


「ローヤルサルート」もスコッチを代表する

超高級ブレンデッドウィスキー。


名門「シーバスリーガル」の最高級品ですが、

現在のエリザベル女王の

戴冠を記念して作られた一品で、

名前の「サルート」とは

海軍が特別の時に撃つ礼砲のことで、

王室や皇室はその格式から

最上級の21発と万国共通で定められています。


そのため、王室への礼砲を意味する

「ローヤルサルート」は

最高のブレンドで作られたウィスキーを

21年熟成させたもの。


格式としては横綱クラスのスコッチです。



ブレンデッドは、

様々な個性を持つスコッチを

最高の状態で調和させたものですので、

シングルモルトが持つ

荒々しい個性はありません。


滑らかに口を潤し、

綺麗に喉の奥へと消えていきます。


シーバスはメインとして

「ストラスアイラ」や「グレンリベット」といった

スペイサイドの豊潤で気品ある

シングルモルトを使っていますので、

恐らく「ローヤルサルート」も

方向性は同じだと思います。


しかし、優しさだけではなく個性も光り、

飲んだ後のキックは強くなくとも

豊かな香りを主張します。


私はストレートで頂きますが、

ロックでも美味しい一杯だと思います。



そして、ローヤルには流すジャズも

「女王」でいきたいですね(笑)


Sarah Vaughanのバージョンの

「Round Midnight」、

最も有名なマイルスの

トランペットのバージョンに負けない

艶のある歌声でこの曲を歌い上げます。


更けていく夜、

サラの歌声と気品あるスコッチに酔いながら、

刻まれる時間を優雅に楽しみませんか