夜の大使館の敷地に忍び込んだ男達は、

内通者の案内で建物内に入っていった。


目指すは大使室の金庫内の情報。


物陰に隠れ、大使が金庫を開ける時の

暗証番号を盗み見ていた

情報提供者からの情報があり、

大使室に入った男達は金庫を開け、

目当ての書類の入手に成功した。


その場で書類の写真を撮り、

書類を金庫に戻し再び闇に消えていった。



例のスパイ映画の一幕でも無く、

これは第二次世界大戦前に

日英間で繰り広げられた情報戦の一幕。

実話です。


情報を入手したのは日本の諜報員たちです。



所謂「スパイ」をイメージした時に浮かぶ

映像そのままの世界ですよね。


しかし、これが情報戦の全てでは無いんです。


金庫から盗んだのは「情報」ですが、

これは「情報」ではありません。


意味が分からないと思いますが、

英語では、

金庫から盗んだのは

「インフォメーション=情報」なのですが、

「インテリジェンス=情報」では無いんです。


共に日本語では

「情報」と訳される言葉なのですが、

料理に例えればインフォメーションは食材で、

インテリジェンスは料理。


意識が低い分野には

単語が少ないのが言語の基本、

日本は情報への意識が

伝統的に低いんでしょうかね(><)


映画などで007やトム・クルーズなどが

入手しているのはインフォメーションですが、

これだけでは意味を持たないのが情報戦。


仮に大使がわざと偽情報を

金庫に入れていた場合、騙されてしまいます。


そのような活動は実際にあり、

わざと誤った情報を

相手に渡すのは常套手段です。


そのため、そのインフォメーションが正しいのか

精査する機関が必要であり、

そこで数多くのインフォメーションから

インテリジェンスに料理されます。


そして、そのインテリジェンスを用いて、

トップは状況を判断します。



さて、隣国の元首が死去した情報を前に、

発表時刻に演説に向かおうとした総理や側近。


情報は国家の運命を変える

時には武力以上の力を持つのですが、

大丈夫かなぁ~日本(><)


NINJYAは国際語なんですけどねぇ~

かつての栄光ですかね(苦笑)