今も昔も戦国時代好きでお城好きです。


戦国期に数万の単位で築かれた城も、

9割以上消滅し、今ではただの山や住宅地。


山を登り城跡を眺める程

現場主義でも行動的でも無いので、

家で本や地図を眺めたりですが(笑)


一般的に「城」でイメージされる、

石垣、天守閣がある城は、

信長の家臣松永弾正が築いた

多聞山城をモチーフに信長が安土城を築き、

その後その形式を秀吉が継承する形で発展した

戦闘本位よりは権威的で芸術的な

織豊系城郭という部類。


しかし、多くの城は土と柵で作られたもので、

戦国時代の城の主役はむしろこちらです。


建造物ではなく、構築物としての城の面白さは、

「敵に攻められて落城しないこと」

と目的がはっきりとしていることです。


城全体の構造に目的が見えるので、

そこを読み解くパズルのような面白さがあります。



真田家の上田城は、

敵が一方向から攻めて来るように

巧みに誘導していますが、

これにはまったのが徳川軍。


数倍の兵力でも、一方向から順番に攻めれば、

正面で戦う兵力は互角になります。

それらの結果徳川軍は

2度も上田城で負けることになります。


大阪の陣で真田幸村は

大阪城外に真田丸を築き、

真田丸はわざと弱点を徳川方にさらします。


そこを当然攻撃側は攻めるのですが、

実はその弱点は

最も強力な反撃ポイントになっていて、

そこに攻め入った徳川方は

大打撃を受けて敗退します。


城の作り手の意図が見えてくる城って

面白いんですよね~(^^)


ちなみに、非常に芸術的な姫路城、

本当に戦があれば

案外簡単に落城したと言われています。

城の機能性って見た目の美しさとは

あまり関係無いんですよね


我が家周辺でも江戸城以外に、

日産スタジアム近くに小机城、

センター南に茅ヶ崎城、

豪徳寺に世田谷城、

向ヶ丘遊園に枡形城などがあります。


数万もあっただけに、

探すと近くに城があったりします。


これら城跡を地図で眺めて、

戦国時代に思いを馳せる妄想族の私でした。