現在、19世紀に書かれた

アメリカの専門書の邦訳本を読んでいます。


非常に有意義な本なのですが、

書かれたのが19世紀、それの邦訳も含めて、

最近では使われない言葉が頻繁に登場します。


何度も「土人」と出てくるのですが、文脈を読むと、

少し前なら「インディアン」、

現在では「ネイティブ・アメリカン」と

言われる方々のことでした。


現在は放送禁止用語のようですが、

「土着の人」という意味で

英語では「Native」ですから、原書も邦訳も

特に間違ってはいないと思います。


しかし、聞きなれないだけに

一瞬戸惑いますね(笑)




さて、そんな言葉に関連して、

ここ数日の民主党の代表選挙を見ていて、

意外な形で

小沢元代表の高い能力を認識します。


今回の代表戦を通じて、

何人もの候補者が敬語を間違って使います。


誰がそんなに偉いのか知りませんが、

何回も自分に対して敬語を使います。


違和感を感じ、友人と

「ダメだねこの候補、自分に敬語を使ってるよ!!」

と言っていたら、

次の候補も全く同じ敬語を自分に使います。


一方で昔から小沢元代表の話を聞くと、

敬語で間違うことが殆どありません。


言葉を使うのが政治家の仕事、

言葉巧みに民衆を騙すのは良くないですが、

政界の権謀術数に長けていないのなら、

せめて自分の意見を言うのに

言葉くらい巧みに使って下さいね。