移住して直ぐの小学生の頃、

学年が上で体も2周りくらい大きい

ある悪童に何故か目を付けられます。


直接何かをされることは無くても、

私を見れば

悪口らしきことを言っていたり、

ガンを飛ばしたり。


ある時ついに私が横を通り過ぎたら

「邪魔なんだよ!!」みたいなことを言って

押して来たので、私も押し返して

相手を逆にフェンスに激突させ倒します。


そして私は相手を押し倒した後、

同じスピードで同じ方向へと

何事も無かったかのように歩きます。


悪童は立ち上がった時には

私を見失ったようで、

その場では何もありませんでした。



放課後になり、自転車で帰っていると、

悪童とその仲間に囲まれます。


何やらワァワァ言ってますが、

英語が分からないので

横に一緒にいた日本人の友人に

通訳をしてもらいます。


悪童「お前を殺す!!」


私「なんで?」


悪童「お前、俺を押しやがって!!」


私「押されたのを払っただけ」


悪童「いや違う、あの時俺はこうして、

   それに対してお前はあぁして」


などなど、

まず状況を知らない通訳の友人に

状況を感情ではなく冷静に

分かりやすく説明している内に、

「殺してやる!!」の勢いが削がれたのか

最後は「じゃあ明日から気を付けろ」

で終わり仲間を引き連れ帰って行きます。


なお、押されたのを払った、

の私のは嘘なんですけどね♪

完全にフェンスに激突させるのを

目的に押したのですが(笑)



なんであれ、状況を第三者に説明する時って

冷静に順序立てる必要があるので、

感情のままは話せません。


友人や恋人と喧嘩をした時、

自分を被害者とした物語を作ってみると、

案外怒る事由が無かったりしますので、

良いですよ。


私は相手に

「自分が被害者の立場で脚本書いたら

 共感得られそうなストーリーになった?」

って聞いてみたりします。


すると多くの場合、

自分が思っている程

客観的な怒る理由が無く

喧嘩が収まったりします。


人間感情で動くと失敗しやすいですからね。