高校3年まで、

勉強を一切してこなかったことを

棚に上げて言えば、

その時点までは理系でした。


そして、文系の人間として

数字を扱う経営学部に進学し、

大学院では社会学・安全保障に進み、

歳を追うごとに文系化が進みます(笑)



さて、文系と理系の論文での違いは、

文系が解釈で

理系が事実を論じる方向性が強いということ。


理系では

Aの薬品とBの薬品を

この比率で混ぜるとCになる。

と書いた場合、

小学生がやっても

同じ結果が出ることが求められるため、

仮説に対して明確な答えを出すものが多い。


重要なのは事実なので、

数ページの論文で

大きな賞を取るのも珍しくありません。



一方の文系、

社会科学系分野など

理系的要素を求める分野もありますが、

多くは解釈論。


集めた資料などから、

このようなことが言えるのでは・・・

という状況証拠の集大成になります。


そのため、分量が膨大で、

100ページを超える論文も普通です。


哲学なんて初めから解釈論ですし、

歴史学も資料が限られ

本人のインタビューなんて出来ませんし、

政治学も100点の答えも予測もありませんし、

ノーベル経済学賞受賞者たちが作った

ファンドが破産したこともありますので、

文系は事実ではなく

もっともらしい解釈が論文となります。



最近テレビなどを見ていると

「理系っぽい」データを示したものが

多い気がします。


文系分野の事柄でも、簡単なデータを示して

事実かのように持っていく。

大学でこんなデータからこれ言ったら、

怒られるのになぁ・・・

なんて思いながらテレビを見ることがあります。


文系分野って無理して理系っぽくしなくても

良いと思うのですが、

理系離れが進むと言われる一方で、

テレビは理系風が進んでいると思う

今日この頃でした。