お酒や煙草、

ギャンブルなどは大人になってから、

と法律は言いますが、

現実社会でそれを守っている人に

あまり出くわさないのも

人間社会だったりします。


ただ、お酒や煙草に関して、

「大人への憧れ」

「大人が決めた法律への反逆」

「ガキの遊び」

などとして格好だけやってみても、

その本当の楽しさを実感出来るのは、

本当に大人になってからだと思います。


ギャンブルだけは、

変に生活かけて背水の陣で臨む

大人が結構いますので、

子供の頃の遊びだった時の方が

純粋に楽しめた気もしますが・・・(笑)



大人が遊んでる街は良い街です。


それだけ文化が成熟し、

景気も良い証拠です。


立ち飲み屋で串とホッピーでも、

高級クラブで綺麗な女性と共にでも、

それぞれの個人がその志向に合わせて

純粋に楽しめる場を提供できる街は

素晴らしいと思います。


遊びにルールはありませんが、

自分なりの流儀は持ちたい。



私は静かなバーで過ごす時間が好きで、

その時間を楽しみます。



夜の始まりはカンパリシェークで。


ほぼ全てのバーで共通する

私のオーダーです。


心地良い苦味と冷たさが同居する

一杯を飲むと、大人の時間が始まります。


これも私の定番となった

葉巻モンテクリストを頼み、

この日はPort Ellen30年をストレートで。


アイラモルトの香りに包まれながら、

モンテクリストの煙を楽しむ。


加藤ジェームズ Round Midnight


私自身がそうでしたが、

十代では分からない

時間の楽しみ方だと思います。


そして名門ジン「プリマス」をストレートで。


最近のドライ志向のロンドンジンとは異なり、

名門プリマスは昔ながらの

ジュニパーベリーの風味と

甘さを感じられるジンです。


冷凍庫にストックされているジンは

軽いとろみがあり、

常温に解き放たれた瞬間の初めの一口は、

このジンの美味しさを

最大限引き出したものです。


Sonny Clark「Cool Struttin’」などが流れる

バータイムを楽しむ私流の大人の遊び、

こうして夜は過ぎていきます。