F1について記事を~

というご意見をいくつか頂き、

一般向けに書けるか

チャレンジするのも楽しいかと思い

挑戦する企画ネタです(^^)


F1は言わずと知れた

モータースポーツの最高峰。


サッカーワールドカップ、オリンピックと共に

称されるレベルのスポーツイベントです。


特にモナコグランプリは、

近隣にあるカンヌ映画祭と

同時期に開催される為、

世界中のセレブが集まる

イベントとしても有名です。


それだけの注目度があるイベント、

当然お金が集まります。


参戦する自動車企業や

タイヤ企業、部品メーカーは、

直接自社の技術を

世界に向けて発信出来ますし、

チームへのスポンサーは

マシンやドライバーが広告塔になってくれます。


年間数百億円かけても

参戦・資金提供する意味は、

この広告効果にあります。



F1における日本企業と言って

まず思い出すのはホンダではないでしょうか。


古くはイギリスのマン島での

バイクレース優勝の勢いに乗って

1964年から参戦した第一期がありますが、

多くの人の記憶に残っているのは

83年から92年まで参戦した

第二期だと思います。


特にマクラーレンチームと組んだ

「マクラーレン・ホンダ」は

圧倒的な強さを見せ、

80年代のF1の象徴でもありました。


音速の貴公子アイルトン・セナも

このマシンに乗り、一時代を築きました。


その後、ホンダのみならず

トヨタ、ヤマハなどもF1に参戦、

タイヤメーカーではブリヂストンが

絶対王者としてF1界に君臨しました。


ブリヂストンは

90年代は「マクラーレン・メルセデス」と共に、

2000年代は「フェラーリ」と共に

優勝を重ねます。


自動車関連企業のF1参戦は、企業に対して

「若さ」「スポーティ」というイメージを与え、

若者層への市場開拓効果、

企業イメージの若返りという効果が望めます。


実際、F1を見てホンダに入社した

という技術者も多くいるようです。


しかし、ホンダにせよブリヂストンにせよ、

F1に憧れて入社したからF1に携われるほど、

実社会は甘くありません。


意外とF1なんて関わるまで見たこと無かった、

なんて人が現場に派遣されたりするようで、

多くの若者に夢と希望を与えるF1参戦、

確かに若者の企業に対する意識を

変える効果は高いのですが、

その夢と希望を求めて入社する人には、

F1の華やかな表舞台とは異なる

日々の地道な業務が待っているとのこと。


確かに、第三期のF1挑戦では

思うような成績を残せずにホンダは既に撤退、

トヨタも昨年で撤退、

今年でブリヂストンもF1から撤退します。


F1に憧れた若者にとっては

厳しい現実が日本企業を襲っています。


年間数百億の資本投下が必要なF1参戦、

企業トップとしては

そう簡単に継続出来ないんでしょうね。



思えば父がカルロス・ゴーンさんに

請われて関わった日産の再生でも、

直ぐにモータースポーツ参戦が

打ち切られたもんなぁ・・・


とは言え、ゴーンさんがいるルノーは、

今年も来年もF1に参戦なんですけどね(苦笑)