この3つ、お友達です。
「カラスを見ることなく、
カラスが黒いと証明できるか」
という命題があるとして、
これを「出来る」と言う奴を
一般的には屁理屈な奴と言いますが、
一方で考え方によっては、
このパラドックスを解く人を
哲学者と呼びます。
答えは、
「カラス=黒」という基本をベースに、
「黒くないもの」全てを集めて、
そこにカラスがいなければ
「カラスは黒い」となります。
これは「ヘンペルのカラス」という
パラドックスなのですが、
こんなこと真面目に言う奴とは
絶対に友達になれません。
また、うさぎとカメの物語に
一石を投じるようなパラドックスに
「アキレスと亀」があります。
鈍足の亀がアキレスよりも
前の地点からスタートし、
俊足のアキレスは追いつけるか?
という問いですが、
パラドックス上の答えは「NO」
アキレスが亀がいた地点に辿り着いた時、
亀はその時間分だけ前にいるので、
それを繰り返して考えると、
アキレスは永遠に亀に追いつけません。
う~ん、やっぱり友達になれません。
以前書いた「囚人のジレンマ」も
有名なパラドックスですが、
あなたの周りの屁理屈な人、
時代と場所が違ったら
偉大なる哲学者だったかもしれませんよ!!