アメリカの高校で悪さをすると、
日本同様に停学や退学となります。
そして、高校まで義務教育ですので、
退学となってもどこかの学校へと移ります。
その際、同じ学区の高校へは移らず、
遠い学区へと飛ばされます。
高校時代、あるギャング組織に属する男は
学校で悪さばかり。
知人以上友人未満という関係でしたが、
後ろから私のバックパックを蹴り上げて
振り返ると冗談とは違う
高笑いしてるような駄目人間。
やられて黙ってられない損な性格のため、
勝ち誇って油断している彼のバックパックを
これでもかと私も蹴り上げます。
当然喧嘩は覚悟の上ですが、
よく登場するA君やマフィアL君などの
友人たちに制止されます。
しかし、次の授業中ずっと私に
「F○○K You!I’m gonna Kill You」
と大声で怒鳴り続ける始末。
先生も特に注意しないんだから
学校のレベルが問われるなぁ・・・。
まぁ、その後も事なきを得ますが、
そんな彼がいつからか行方知れずに。
聞けば悪さが過ぎ、
学校を飛ばされたとのことでした。
それから2年、
そんな彼を久しぶりに学校で見ます。
飛ばされた学校でも悪さを起こし、
次の学区へ、そしてそこから次の学区へ、
と移り、数校渡り歩いて結局戻ってきたらしい。
日本人の友人との間では、私は彼のことを
「鮭男（しゃけお）君」と呼んでました。
どんだけ悪いことしてきたんだか・・・。
昔の極道さんで言えば、網走帰りの如く
部下を引き連れブイブイ言わせますが、
1ヶ月経たずにまた見なくなります。
どこか他の学校か～？と思ったら・・・
泥酔状態で運転し、
ぶつけた相手がLAのあの怖い警察、
さらに自信過剰な彼は勝てると思って
警察2人相手に喧嘩を仕掛け、
あっという間に逮捕。
そうです、鮭は生まれた川に戻ると
クマに食べられるんです。
そんな暴走鮭男君に喧嘩うったけど、
何も無くてよかった～。