水曜日、水戸の歴史的な宝庫!水戸徳川ミュージアムと茨城県立歴史館に伺いました。
午前中は徳川ミュージアムを拝観。
水戸徳川ミュージアムには水戸徳川家の約3万点といわれる国指定重要文化財などの宝物や文献が保存されております。
現在の展示は、光圀公の甲冑や、藤井紋太夫を刺したとされる脇差し、また、清に敗れた明魯王から朱舜水先生に宛てた勅書が現存し、歴史の重さを感じるとともに、その歴史的勅書の現物を見ることが出来ることの凄さ、しかも地元でこんなに気軽に見る事が出来る有り難さを、多くの地元の子どもたちにも知って欲しいと思います!
“歴史を明らかにして未来を開く”という「彰往考来」の精神が、光圀公の開いた彰考館の名の由来であり、その精神が250年という歳月をかけた『大日本史』編纂の大事業として水戸藩が引き継いできました。
朱舜水先生から光圀公へと受け継がれた水戸徳川家の精神が、水戸学として明治維新の大きな原動力となり、近世日本の基礎を築いてきたことを考えると、あらためて水戸徳川家が天皇家と近世の日本に与えてきた影響の大きさを実感致します。
午後からは県立歴史館を訪問し、所蔵庫の視察と管理状況について視察。
こちらには、一橋徳川家の約6千点の宝物をはじめ、県内の所有者より委託されたものを含め、数多くの国指定重要文化財や宝物・文献が所蔵されております。
歴史館は公文書館としての機能を有しており、茨城県としての成り立ちや、徳川家康公の直筆の手紙も見せて頂きました。