<2024年5月24日>
 ちょっと気の早いタイトルだが、今日(5月24日)の福島市の最高気温は29.7℃。平年値でいえば、7月下旬の暑さ。薫風(5月の緑の香りを含んださわやかな風)どこへやら、である。実感として、毎年暑くなるのが早いなぁ、と思っているが、今年は既に真夏日を4日(4月が1日、5月が3日)記録(5月5日には32.7℃)していることもあり、「特に暑い!」と感じている。
 今回の妻からのお題は「夏の暑さ」。気象予報士のようにデータに基づいた予想は難しいが、参考までに気象庁の記録を調べてみた。昨年5月の真夏日は2日、一昨年も2日。21年になると5月の真夏日は無し。今年はこれから月末までにも真夏日の可能性もあり、真夏日の日数比較からは「今年が突出して暑い」といってもよく、この流れで行けば、この夏も相当暑くなると考えるのが自然である。実際、気象庁が5月21日に発表した向こう3ヶ月の天候の見通しには、北日本も含めて「かなり暑い」とある。ただ、単純に行かないのが気象の難しさでもある。この冬も1月から2月中旬くらいまでは雪も少なく暖冬だったことから、桜の開花も相当早くなると予想されていた。イベントを1週間程度早めたところもあったくらいである。ところが一転して、2月後半から3月にかけては寒い日が続き、雪の日も多くなって結局桜の開花は平年並みから遅いくらいになり、4月の気温上昇とも相まって開花から満開そして散るまでの期間が非常に短くなってしまった。
 町内会の行事に、全戸参加が原則である清掃活動がある。7月と10月の第1日曜日と決まっていて、草刈り機(刈り払い機)による道路脇の除草作業が中心となる。この作業の開始は8時が通例であったが、夏の暑さを考慮して早く追われるようにと提案があり、今年は7時開始である。「6時」という声もあったが、とりあえず1時間早めてみることで落ち着いた。この作業日程は、植物(雑草等)の育つサイクルを考慮して定められているが、以前と比べて草の育ち方が違う。7月には既に大きく成長していて結構な重労働となっている(住民の高齢化という側面もある)。また、中山間地域の農家による組織では、6月と10月に国道沿いの斜面の除草作業を行っている。この作業、以前は秋に年1回だけ行っていたが、一度も草を刈らないまま秋を迎えると、茎は太く強くなり、1度の作業ではやりきれないという状況から回数を増やし、年2回実施することとなった。ちなみにこちらの作業は6時半スタートである。
 暑さと共に、休耕地や土手の草刈りも本格化してきた。夏は暑いのが当たり前だが、どうか「ほどほど」であってほしいものである。