映画「ココロ、オドル」
沖縄の監督・スタッフ・俳優が送る、
地元の人の目に当たり前に映っている沖縄を捉えたような作品。
粘って粘って、一番好きな沖縄の風景を映してる。
柔らかく包みこむような映画。
真剣な状況、おばあ、沖縄の言葉のぬけ感が混ざって、新たな方向にすっとぼけててかなり笑えた。
リアルとあり得なさのバランスが絶妙。
おばあ最強。
主演の尚玄さんと、
偶然同じ日に見に来ていた丸山智己にいさん。
「ラスト・ムービースター」
俳優バート・レイノルズの人生と重なる。
リアルかフィクションか。
クリント・イーストウッドのライバルと言われていたらしいバート・レイノルズ。
意識と選択で大きく運命は別れていく。
まだ狭い世界の外に想像が及ばない若者と、年齢とともに偏って、積み上げた魅力が奥に引っ込んでいる老人の
ちぐはぐな交流で過去が溶けていく。