蜷川幸雄さん演出、
中村橋之助さん、古田新太さん出演の舞台
「たいこどんどん」観てきましたヾ(@^▽^@)ノ

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長くなりそうだから最初に言わせていただきますが、
めっっっちゃおもしろかった!!!!



東北出身の井上ひさしさんが、小説「江戸の夕立ち」を劇化した作品。

幕末の江戸から東北地方を9年間放浪することになった主人公たち。
華やかな江戸に帰りたい気持ちを持ち続けながら
厳しい東北の地で這いつくばりながら生きる。

何度潰されても、
どうする事もできない大きな力に翻弄されても、
庶民は立ち上がり変わらず生き続ける。
自分たちの努力や思いが一瞬で壊されても
我々はこれまでと同じように
呼吸をして自分の足で立ち生きていくのだ、
と。そんな強い作品。



なんだかいろんな事を思い出させる話でした。




1975年から何度も上演されているけど、
台本の細かい言葉も笑いのネタもずーーーっとそのままなんだそう。

はじめは歌舞伎みたいな様式のセットと
馴染みのない言葉が多くて難しく感じたけど、
30分くらいして耳が慣れてくると
細かな言葉遊びまで理解できるようになってきて
40年近く経っても
こんなにも色褪せないんだとホントに感動。




正直こういう作品はこれまで避けてきた所があるけど
これから先、長い間やり続けていくためには
もっともっと古き良き物にも触れ合っていかねばと思い。



今回は、過去に上演した中で
セリフスピード、テンポが最速だったらしい。
難しい言葉が多いとゆっくり言葉をたてる事が多いけど、
逆にテンポがいいと大事な部分だけが頭に入ってくるし
展開もはやいから集中して観れて
飽きる事なかった!!!


それに古田さんのような若い感覚を持ち続けてる方がいる事で
40年前のお笑いネタも
今の人の感覚の笑いになってたのが
すごいなぁーって。

古田さんって最近の流行にもすごく詳しいし
若い俳優やお笑いにも詳しくて
常に最新の感覚をインプットする事を楽しんでる感じがする。
あたしも自分の目で足で
たくさん感じていかなきゃいけない!!
好奇心を年取らせちゃいけない!!


と同時にやっぱり過去にももっと興味を持たないといけないね(>_<)
古田さんもこの芝居では
現代人にはなかなかわからない
江戸の人の"カッコイイ"を中村橋之助さんに教わりながら
ファッションや振る舞いも固めていったそう。
"江戸のダンディズム"?みたいな本とか読みまくったみたい(笑)





あたしは古田さんにこれまで本当にたくさんの事を教わってきたから、
古田さんのお芝居を観ていると


”あ、このポイントだ!”


”こういうことかぁ~”


と、教わった事が表現になっているのを観る事ができて
なによりも学べる!
おもしろい!




敏感に!心で体で感じるんだ!
老け込むな加藤!!



今月末までやってるので興味のある方はぜひ!!