一歩前進。 | 世界遺産バースで大学院

世界遺産バースで大学院

大手建機メーカーに3年間勤務後、2011年から青年海外協力隊として2年間ケニアにて活動。
途上国ビジネスを学ぶため2013年8月よりイギリスUniversity of BathのMBAコースにて勉強中。

会社員時代、営業をしていた時に強く感じた事だったんですが流れってあるんだなって。お客さんからバンバン引き合いの電話がかかってくる事もあれば、どんなに売り込んでも全然売れないときもある。まぁ、実際に成長するのは悪い時だったりするんで何がいいかはわかりませんけど。ただ結果を残すのに大事な事はいい波が来たときにその波に乗れるかどうかだと感じました。仕事の進め方の効率が悪かったり、つまらないミスをしてネガティブな仕事を作ってしまい、時間をかけれざる得なくなってはせっかく来た波に乗れない。社会人を3年やってて最後はようやくその波に乗れるようになれたのかなと思っています。

営業に限ったことではなく、協力隊生活にもやっぱり波はありました。3月に入ったあたりから仕事がパタっと無くなり、何しに職場に行っているのか分からない時期が続いていました。肝心のDefaulter Tracing(治療からドロップアウトした患者の追跡)もピタっと止まり、スタッフの関心も薄れていく一方。規模が規模だけにこの活動は諦めなきゃいけないのかなぁ、なんて思った事も何度もありました。

しかし、ようやく今週いい知らせが。色々な方面に今Tracing作業が進んでいない事を話していたら、心ある方から電話での追跡作業に関しては毎月必要な額を送るっていうものでした。去年から患者のデータベースを作成して分かったことなんですが、

ニャミラ県病院のHIV患者:5400人
ドロップアウトしてしまった患者:3500人
毎月新規登録される患者:30人~40人
毎月ドロップアウトする患者:50人~70人 (うち3~4割が携帯保有)

というのが今の現状です。かなり厳しい現状ではあるんですが、この毎月ドロップアウトした患者の内携帯を保有する患者に関してはフォローすることができるようになりました。毎月2,30名程度。帰国まで行なっても300~400名。ただ、トレーシングをすれば7割が戻ってくるというリサーチ結果もあります。少し前進することができました。。最終的には毎月ドロップアウトする患者全員をフォローできるような仕組みを作り、今後ドロップアウトの患者を作らないところまで持っていければと思うんですが、そこまでたどり着けるか。

これにより、仕事がグっと増えていい流れが来ています。ただ、大事なのは今でここでキチンとしたフォローのやり方を作らないと効率の悪い方法で追跡が進んで行ってしまいます。その辺をスタッフときちんと話し合いながら進めていきたいと思っています。せっかく来たいい波に乗れるよう活動頑張っていきます。