日本家庭科教育学会 | Atsuko's Cafe

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本職 高校家庭科教師 2男1女の母
誰でも作られる簡単レシピで、美味しくできる料理を、日々研究☆
レシピの覚え書きついでに、元教え子限定で無償のお料理教室(Atsuko’s Cafe)を開催しています。

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10日ほど前の話になりますが、日本家庭科教育学会で発表させていただきました。
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きっかけは不純なのですが、60回大会と言うことで、会場が東京だったと言うこと。(ちなみに昨年は新潟でした)
尊敬する先輩の先生方が、ポスター発表されること。(先輩方は、毎年発表されています)
期末考査中で、週末、夫が子どもたちを見られること。(普段は部活で考査中が唯一の休日)

物理的条件が揃い、先輩たちの発表を見たい、お会いしたい大学の先生方もいる、せっかくなら、私も発表してみようかなと、いう流れで、私の発表は後付けでした。

学会に来るのも発表するのも、7年ぶり。
7年前は、娘がお腹にできたことが分かった頃でした。つわりで辛かった思い出と共に、今はもう小学校に通う娘の成長を感じます。

前回の発表は、「アクティブラーニングを用いたホームプロジェクトの指導法の工夫」でした。
今回は、「ICTを用いた調理実習の指導法の工夫」。どちらも、研究と言うより、実践発表的要素の強い内容ですが、質問もたくさんいただけ、活発な意見交換ができた気がします。

7年前の学会では、現場の先生は少なく、大学の先生方の発表ばかりでしたが、今回は、現場の先生の実践発表と、大学の先生の研究発表、どちらも聴くことができ、とても有意義な時間を過ごせました。
現場で、大学院研修制度を利用する先生が増え、研究に関心をもつ先生が増えたからだと思います。私は制度を利用せず、仕事と大学院を両立できる環境でしたが、そんな恵まれた条件の人は、かなりの少数だと思うので、仕事を休んで大学院に2年間通えるこの制度は、価値ある制度だなぁと、改めて認識しました。

私の発表は、「調理実習の指導に、クックパッドを利用して、生徒たちの調理手順の理解を助け、ブログを活用して、授業の振り返りをし、ブログにクックパッドのリンクを貼り、家庭での調理意欲につなげる」という内容でした。

私にとっては、特別なことではないのですが、多くの先生方に興味を持っていただき、準備していた資料100部は、アッと言う間になくなりました。{32A2BE93-7D90-421A-A4E9-FF71BB15B53E:01}
資料の詳細は、下のアドレスへ↓


ブログのアクセス数も、急増していますが、調理実習は10月からの予定。それまで更新予定がなくて、ごめんなさいm(_ _)m

先輩方の発表は、自作の「食育文字かるた」でした。
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私も、研究に協力させてもらい、かるたの実践、アンケートと行いましたが、生徒たちの反応はとてもよく、楽しみながら学べる、優良教材だと思います。
 
先生方のすごい所は、教材を、販売ルートにのせていること。
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この教材、門司印刷のホームページから、1つ400円で買うことができます。
※HP内の「ワンプレートのカフェごはん」200円も、先輩先生方と一緒に作った調理実習用副教材です。


1クラス40人、8〜10班に分けてトーナメント制でする場合、4〜5セット1600〜2000円で購入すれば、授業できると言う優れもの。買わない手はありませ
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さらに、先生方は、実物を学会や研修の会場で150部配布。そのお金は、前もって申請した研究助成金でまかなっており、赤字を出さずに研究を行えています。

助成金を得ることは、研究にとって、とても大事なこと。私は、ポケットマネーでまかなうため、気楽な反面、研究する度、家計を圧迫してしまい、これが、時として、研究のモチベーションを下げることがあります。

今回、私は出費も多く、反省。
研究前の、助成金申請のひと手間、必須です。

助成金の窓口は多数あり、ハードルの低いものもあります。価値ある研究には助成金がおりるし、逆におりない研究は、再考が必要と言うこと。研究の構想段階で、他者の目を入れる、よい機会でもあります。

今後は検討したいと思います。
色々なことに気付かせてくれ、刺激を与えてくださる先輩先生方に感謝です*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*