「盲点力とは」
常識や先入観にも執着しない「盲点力」も大事ですね。
ついつい執着してしまいます。
中国の「大学」の中にこんな言葉がある。
「心ここに在(あ)らざれば、視(み)れども見えず、聴けども聞こえず、食(くら)えどもその味を知らず」
心がここになかったら、視ていても見えない、聴いても聞こえない、食べてもその味が分からない。
心がここにない状態、つまり、うわの空だったり、ぼんやりしていたら、大事なことも見逃してしまうし、聞き逃してしまう。
それは、一つの考えにこだわってしまうという「執着」がある状態も同じ。
禅では、手放すことを「放下著(ほうげじゃく)」という。
執着という、しがらみや、こだわりを、「捨てろ」、「忘れてしまえ」、「ほうり投げろ」、ということ。
若さも、健康も、愚かさも、愛も、憎しみも、それに執着しないこと。
常識や先入観にも執着しない。
人生を楽しむ達人になるため…
盲点力を身につけたい。