面倒臭がりだからこそ面倒臭い事と上手く向き合う方法を考えている家庭教師の甲野です。
家で働いていると、仕事とプライベートの境目がよく分からなくなってきます。
オフィスがあれば、否が応でも仕事に集中できるのでしょうが、僕はそういう働き方を望んでいる訳でもないのです。
常にニュートラルな感覚でいたいというか、仕事もプライベートも結局自分次第だと思っているので、仕事とプライベートとで別人になりたくないという思いがあります。
だけれども、人に頼まれた仕事(あるいはやらなければならない仕事)となると、また別の感覚が生じてきます。
それは、「いい加減にはできない」というプレッシャーと義務感です。
この感覚がある以上、仕事に対してどうしても「面倒臭い」と思ってしまうようなのです。
そして、「面倒臭い」と思ってしまうとどうしてもやる気がなくなり、先延ばしにしたり言い訳をしたりして、どんどん自己嫌悪に陥ってしまうのです。
自分でやろうと思った仕事(あるいはやりたい仕事)であれば、こういう感覚はあまりありません。
それは、いい加減にやっているからというよりは、良い意味で気楽にやれているから「面倒臭い」と思わず、どんどんやる気になって行動できるという事です。
そして、行動すれば成果も出てくるので、さらに自信も付いていき、やる気も上がっていくという訳なのです。
これは勉強にも当てはまるでしょう。
人に言われて勉強するのと、自分でやろうと思って勉強するのとでは、モチベーションが全然違ってきます。
それは「勉強」という言葉に対して抱くイメージ(思い込み)にもよりますが、人にやらされているか、自分でやっているかの違いも大きいと思います。
実際、成績が伸びない人には主体性がないですし、成績が伸びる人には主体性があります。
なので、面倒臭い事に気持ち良く取り組むには、自分からやる事です。
自分からやるエネルギーが湧いてこない人は、好きな事をどんどんやってエネルギーを高める必要があります。(エネルギーが湧いてこないのは、「やりたくない事をやって成果が得られない」という体質になってしまっているからです。)
ゲームやネットサーフィンがやめられないのは、それ自体が面白いというよりも、自分からやっている事だからです。(人から勧められてもやる気が起きないのは、そのためです。)
ある作品にファンが熱狂しているのも、自分で見出したからです。(人から勧められても観ようと思わないのは、そのためです。)
それ自体の手軽さ・面白さも大切ですが、それ以上に「自分でやっているかどうか」という感覚が重要だと思います。