キュウリの後は、つる有りインゲンを! | 家庭菜園を応援する農業おやじのブログ~家庭菜園・園芸用野菜の種のことなら市川種苗店

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たくさん収穫できたキュウリもそろそろ終わりますね!

いや、まだなってる!・・・失礼しました(笑)
でも、キュウリの支柱、もったいないので再利用しませんか?
キュウリのあとにキュウリは連作の関係で作りづらいですから!

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あるインゲン豆の作型表です。 6月~7月上旬は空白地帯です。つまり種まきしたらダメなんです!
4~5月が種まきできるのはよくご存知だと思いますが、7/中~8月も蒔けるようになっていますね。
これを露地抑制栽培といって意外に知られていない作型です。

なぜ種まきできない空白地帯があるのでしょうか?

もしこの時期に種まきしたら一年で最も暑い時期に開花期を迎え、開花できないか、開花しても受精しないからです。インゲン豆も熱中症にかかるのです(笑)!

インゲン豆は春蒔くものと思っていらっしゃる方が非常に多いです。しかし、7月/中旬~8月に蒔くと春以上に収量が上がる場合があります。もし台風が来なければつるありインゲンなどは9月くらいから11月初旬くらいまでなり続けるので特に重宝します。

また、収穫期が涼しい秋になる関係で子実どり栽培の場合は非常に作りやすいので当地ではこの作型をおすすめしています。特に暖地では、普通の若莢どり栽培でも梅雨がない関係で春作以上に収量が上るという声をよく耳にします。だからこそ、おすすめしたいのです!

かずかずのメリットがあるインゲンの露地抑制栽培をやってみませんか?
特に、キュウリの支柱を再利用する、つるありインゲンの抑制栽培をおススメしたいと思います。
※昨年度のブログにも同じことを書いていたようです。≦(._.)≧

メリット①肥料はいらない!
元肥はほとんど要りません。着果が確実になり頃から草勢を見ながら追肥すれば十分です。一般に抑制栽培では高温期となるので、肥料は控えめが常道です。

メリット②耕す必要はない!
キュウリの根と入れ替わりにインゲンの根が張りますので、無耕起栽培が可能です。

メリット③キュウリの株間でよい!
つるありインゲンの株間はつるなし種よりやや広いほうが良く、キュウリの株間はちょっと広めですが、その広めの株間の方が、曲がりのない!インゲンをたくさんならせてくれます。

メリット④支柱の再利用ができる!
つるあり種を敬遠する最大の理由が支柱を準備しなければならないことです。 これがもともとあるわけですから超簡単!というわけです。

リット⑤梅雨がないので連続的に収穫できます!
もちろん、台風が来なかったら・・・ですが(笑)。

メリット⑥秋は果菜類の野菜が少ないので、料理のレパートリーが広げられます!
ナス、ピーマンなどを上手く夏越し出来た場合を除いて、露地では実もの野菜がぐっと減ってきます。秋野菜はほとんどが葉もの根ものです。インゲンがあると便利ですね。

メリット⑦一般的に、「つるあり種」が「つるなし種」より美味しい!
個人的な意見ですが。モロッコやウズラ豆や尺五寸など、もちもち感があって柔らかくコクがあります。とり遅れても硬くなりません。繊維も柔らかで美味だと思います。


当地、佐世保では
つるあり系のインゲンは、7月下旬頃から8月中旬頃が、露地抑制栽培の播種適期です。
つるなし種でよければ、7月下旬から9月上旬頃まで播種可能です。

ぜひ挑戦してみてください。



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