【人としての基礎を育てるために】 | 子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

子どもへの言葉かけ、寄り添い方のコツを知っていると
ちょっとの工夫で子育てが楽しくなります。

子供を育てる上で、大切なことはたくさんあります。

私は、「心の根っこ」を太く、栄養たっぷりに育てましょう、

とお伝えしています。

メルマガでは、10回に渡って
「人としての基礎を育てる子供へのアプローチ」
をテーマにお届けしています。


1回目は「自分にOKを出す」です。

子供が自分にOKを出せるように、

親として心がけたいことの3つを特別に

こちらでご紹介します。

 


1.環境を整えること

 

失敗した時の反応は、育った環境によって違います。


「ああ、自分は何てダメなんだ」と落ち込んだり、
「あ、失敗しちゃった」とスルーしたり、

「ま、この程度で済んでよかった」

「ここで失敗しておいてよかった」など

様々な反応を示します。

反応の仕方はこれまでの環境によります。

自分にOKを出せる子供とそうでない子供の違いは、

「自己否定をする」ことです。

 

OKを出せる子供は、自己否定することはありません。

OKを出せない子供は、自分をすべて否定し、

落ち込んだり、ストレスを溜めたりしてしまいます。

親としては、子供が失敗しても、
失敗したのは残念だったけどそれもOK、
と考えられるようにアプローチしましょう。

そのためにどうしたらよいのか・・・・?

2.出来ていることに注目

出来ていることに注目することです。
「できないこと」や、「できていないこと」に目を向けがちですが、
出来ていることに目を向けて、アプローチしていくと、
子供は、自分が出来ないことが気にならなくなります。

気にならなくなると、そのうちに、出来ることを増やそうとします。
つまり、出来ないことでも、できるようになろう、と
自ら挑戦するようになるのです。


やる気スイッチが押される、という感覚です。
「できて当たり前」に思えても、
子供にとってはそうではありません。
大人にとって「当たり前で」「小さなこと」でも、

子供にとっては、「奇跡的」で「大きなこと」だったりします。


3.自分で自己肯定感を作り出す

人は取り組んだことに対して無意識に
「できたのかできなかったのか」を評価しています。
目には見えない、無意識に作り出している評価基準です。
OKラインとも呼べる基準です。

「ストレスで精神的に追いこまれている時」
「プレッシャーで力が発揮できない時」
「やる気が続かない時」などは、
 このOKラインが、今の自分に
合っていないことが大きな原因です。

ですから、子供には、
子供に合ったOKラインを設定することが必要です。

そのために親ができることは、
「あなたはどう思うの?」と、
常に子供に意見を求め、考える癖をつけさせることです。
ここで注意しなくてはいけないことが一つあります。

親に愛されたいから、人に好かれたいから、
という理由で、他者に迎合した答えを出すかもしれません。


けれどもそれでは、他人の意見や価値観を優先してしまい、
自分軸ではなく他人軸になってしまいます。

「わかんない」というかもしれません。
その時は、子供が自分の考えを整理できるように
親が、子供に寄り添い、一緒になって考えましょう。


◆家庭教育アドバイス・・・「ないものねだり」

人は自分に無いものを欲しがる傾向があります。
というのも、「それがない自分には価値がない」、
「それがないから愛されない、認められない」、
と無意識に思っているからです。

そういう人は、欲しかったものが手に入っても、
またすぐに次の欲しいものが出てきます。
そして、ずっと何かを追い求める人生になります。

「無いもの」ではなく
「あるもの」に目を向けることです。

親が子供に何かを求めるのは、
それが他人の子供が持っているから、
あるいは、親自身にそれが無いからではありませんか?

まずは親自身が、自分を振り返り、
自分にOKを出すことから始めましょう。
ダメな自分もOKと認めましょう。

全10回は、以下の通りです。

6月7日配信のメルマガは、4回目になります。

ご興味ある方は、メルマガをお読みください。

 

 


第2回「自分の長所を見つける」

第3回「目の前のことを丁寧に」
第4回「自分は人を幸せにしている」 ←6月7日配信はこちら
第5回「人と比べるのはムダなこと」
第6回「名前で呼ぼう」
第7回「悲しくてもいい」
第8回「ご機嫌ですごそう」
第9回「ごめんなさいが作る信頼」
第10回「ありがとうが運ぶ奇跡」