小学4年生のママからのご相談です。
「我が家は、ゲームとテレビは、
合わせて平日は30分、休日は1時間。
そして、やるべきこと(宿題やピアノの練習)
を終えてからゲームをする、とルールを決めています。
そして、ルールを守れたら
30分テレビがゲームの権利を獲得できる
ようにしています。
しかし先にゲームをしてルールを守りません。
一緒に決めたルールを守らせたいのですが
どうすればいいでしょう?」
ルールを一緒に決めたのは良いことだと思います。
子どもにも自覚が生まれますから。
けれども、ルールに振り回されるのはよくありません。
もしかしたら、一緒に決めたルールは、
彼にとってハードルが高かったのかもしれません。
ルールを見直すことを含め、
どうしたら、自ら宿題をするようになるのか、
を練り直しましょう。
見直すポイントを3つお伝えします。
「子どもがルールを守ること」が大切ですか?
「優先順位を自分で考えること」が重要ですか?
子どもは子どもなりに
学校でストレスを溜めて帰ってきます。
ですから、帰宅してすぐ
「宿題を先にするルールでしょう?」
と声を掛けるのではなく、
①一度息抜きをさせましょう。
大人も仕事から疲れて帰宅したら、まずビール!
もしくはお風呂!ではありませんか?
そうでない方もいらっしゃるでしょうが、
それと同じです。
気分転換後の方が
集中力も出て取り組みやすくなります。
そして、もう一つのポイント!
②宿題をする時間を子どもに決めさせましょう。
学校から帰宅したあと、
お友達と遊ぶ時間や塾へ行く時間など
今どきの4年生はすごく忙しいですね。
ですから、子どもが自分の行動を把握する意味でも、
また、親が子どもの自立を考える意味でも、
子ども自身に宿題をする時間を決めさせましょう。
自分で決めたことを全うするという責任感も育ちます。
最後のポイントは・・・、
③親は「ニン・ニン・ニン=忍・任・認」
「嫌なことを後回しにするような
だらしない大人になってほしくない」
という気持ちがあるからこそ、
やるべきことを先にやるように
と子どもに言いますよね。
でも、親自身なかなかできないから、
あるいは、できなかったから
そういう理想論が出てくるのです。
ご自分を振り返ってみてください。
親はかなりの忍耐を覚悟して、
子どもと試行錯誤しつつ
辛抱強く見守ることが必要です=忍。
そして、子どもを信頼して任せること=任
忘れてならないのは、子どもが自分で決めた
そのルールを守ったら、
「よくやった」と認めてあげることです=認
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