教科「情報」が始まって20年以上が経ちました。

新教科の始まりと同時に2教科掛け持ちとなり、ほぼ毎年、家庭基礎と情報Ⅰを教えています。


免許は持っているものの、家庭科と情報では私の持っている引き出しの量が全く違います。引き出しが多ければ多いほど、授業は深みを増し、面白くなるもの。苦肉の策として、私の情報の授業には、家庭科ネタが度々登場しています。


家庭科で「ホームプロジェクト」について学んだ時、情報では、「情報の整理と分析」について学んでいました。


情報の教科書に出てくる「ブレーンストーミング」と「KJ法」。これを活用しない手はない!

ホームプロジェクトでは、テーマ決めが一番の難関です。自身の生活から課題を見つけ出し、可視化すること。これが、ブレーンストーミングとKJ法で簡単にできるんです。


①ポストイットに自分の生活の中から、気になっていることをいくつでも自由に書き出してもらいます。(1分)

②3〜4人グループで、①をグループ化しながらまとめていきます。(3分)

③グループごとにタイトルをつけます。(1分)


ゲーム感覚で時間を計ってすると、短時間であっという間に課題の整理ができます。


KJ法は、ジャムボードを使ってパソコン上ですることも可能ですが、小グループで紙でするアナログのよさもあると思っています。


ブレーンストーミング→KJ法で分析できたら、

④実物投影機を使って発表会をします。(5分)

約10分で、授業の流れを妨げることなく情報の授業に実習を入れられ、情報の整理と分析の理解が深まります。

ホームプロジェクトの意味や必要性を実感できるので、家庭科としてもありがたい。

これを家庭科ではなく、情報の授業ですることの価値も感じています。全ての教科には繋がりがあって、情報は学びながら、生活に落とし込むことで、実践力をつけることが大切だと思うのです。


他の班の作品です。












タイトルだけ見ても興味深い!

どの班も、スマホや睡眠に課題を抱えているよう。勉強や部屋の片付けにも困り感があるようです。担任の先生とも共有しておこうと思います。


夏休みには、家庭科でホームプロジェクトをします。自分の生活を見直すことはとても大切です。一つでも改善し、生活の質を高めていけるといいですね。


そして、私自身の今の悩み。

家庭科の授業は進んでいるのに、ブログを書いていないこと。既に8時間分くらい進んでしまったー💦


そして、プラスアルファの記事から先に書く。

宿題を溜めて、首が回らなくなった生徒と似ている気がします(笑)