50分授業で、「てぬぐい」から「あづま袋」を作ります。
お店での生地選びから縫製まで自分ででき、日本の文化も学べるため、とてもお勧めな教材です。
生徒たちが作ったあづま袋。
プリント表には、てぬぐいの歴史を浮世絵と共に載せ、現代のてぬぐい活用法、吾妻袋の由来と縫い方も載せました、
板書です。
てぬぐいは、基本、各自で準備してもらいますが(家にあるものか、お店で購入)、学校でも100均のものを準備しておき、110円で購入できるようにすると、生徒たちの負担が少ないようです。各クラス10名ほどが学校で購入していました。
100円ショップのてぬぐいは、端の始末がされているのですが、本物のてぬぐいを持ってきた生徒は、端が切りっぱなしなので、授業の最初に確認し、アイロンで三つ折りにしてミシン縫いしてから、あづま袋を作ってもらいました。
あづま袋の作り方は、てぬぐいを中表に3等分にし、なみ縫いを2本縫うだけです。
「針に糸を通し、1本どりで玉結び。5mm程度の並縫いで、最初と最後は補強をし、最後に玉留め。」
単純だけど、手縫いの基礎をしっかりと抑えられます。
並縫いは、ひと目ずつ縫うと時間がかかるので、ぐし縫いを推奨しました。
生徒たち、1コマの授業で完成させるため、全集中です
出来上がったあづま袋は、縫い目が見える様に裏返して提出してもらいました。
玉留め、玉結び、端の補強も含め、5段階で評価します。
正しい補強はこれ↓
小学生の頃、自分で染めたてぬぐいを持ってきて、吾妻袋にしたという生徒もいました。
生徒たちの感想です。
ちなみに、感想の紙には5段階評価を書いて、あづま袋に入れて返却しました。
B以下の評価には、どこを改善すればよいか分かるよう、理由も併記しました。
裁縫実習②クロスステッチは、3学期に4〜5時間行う予定です。
次回の授業から、食生活の分野に入ります。
食生活の授業は、座学と実習、交互に行う計画です。(調理実習も50分で行います。)
色とりどりのあづま袋(エプロン入れに使います)を持って調理室に集まる生徒たちを見るのが楽しみです